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君のことが好きだから 番外編

ひるなかの流星【君のことが好きだから 番外編】
舞台は、君のことが好きだから③の次の日。朝帰りしたすずめにおじさんは?




朝の光が眩しくて目を開けると、目の前によく知った顔が、寝息を立てて眠っている。
すずめは大きなあくびをし、馬村の胸元にモゾモゾと顔を埋めると、寝ているはずの馬村もすずめを抱き締める。

「なに、可愛いことしてんだよ…」
「あ、起きた…?おはよう」
すずめの動きで目を覚ました馬村は、おはようとすずめの額にキスをする。



時刻は朝4:30。もう少しで始発列車もくる時間だ。
しかし、すずめは昨夜の余韻が残っているせいか離れがたくて、自分から起きようとはしなかった。
「馬村…」
馬村もすずめを抱き締める手を緩めることはない。
「口に…して…」
「なにを?」
分かっているくせに、こういう時だけ意地悪になる。
「キスし…っ」
言うより早く唇を塞がれた。
2人は横向きで抱き合ったまま、唇を合わせる。
「ふっ…はぁ…っん」
段々と激しくなる口腔内の愛撫に、すずめが待ったをかけた。
「ダメ…っ、だよ…、もう」
「分かってる…ちょっとだけ」
そう言ってすずめを下にすると、また深く唇を合わせてくる。
「んっ…は…ぁ」
昨夜お風呂場の前で、衣類を脱いだままだった為、2人は裸同然の格好で眠っていた。
肌と肌が触れ合ってのキスはマズい、行為が止まらなくなる。それが分かっていながらも馬村はキスすることをやめなかった。
「はぁ…ん、も、ほんと…ダメ…あっ」
下に手が伸びてくるのが分かるのに、拒否することが出来ない。
ヌチュと音を立て指を入れられると、もう抗いようがなかった。
「あぁ…ん、はぁっ…」
昨夜の行為で慣れた身体が、もっともっとと奥に飲み込んでいく。
指だけではもう足りない。


その時、室内にアラーム音が鳴り響いた。
そういえば、昨夜寝る前に一応アラームかけておこうということになった。
「仕方ねぇな…」
「うん…」
すずめは少し残念なような、ホッとしたような気持ちで頷いた。
馬村はアラームを止めると、
「30分だけな…」
と言ってすずめをベッドに押し倒した。



30分で済むはずもなく、散々イチャイチャした2人がホテルを後にしたのは、7時のことだった。

すずめは仕事、馬村は大学の予定があったが、朝の罪悪感からかどうしてもすずめをマンションの前まで送るという。
すずめは、疼くような痛みはあるものの、昨夜の起き上がれない事態にはなっていなかった。
それどころか、痛みを感じると色々なことを思い出すのか、恥ずかしさからか、いてもたってもいられなくなってしまう。
「身体…辛くないか?」
マンションの前に着いて別れ際にそう聞かれると、すずめは笑う。
「それ…もう、何回目?大丈夫だってば」
馬村も苦笑して、そうかと言うと、すずめをギュッと抱きしめた。
すずめも手を背中に回して答える。
「じゃあまたな」
軽いキスをすると、急ぎ足で帰って行った。



諭吉がゴミをまとめて、マンションのゴミ捨て場に持っていくと、ちょうどすずめが帰ってくるところだった。
声を掛けようと、手を上げかけて、絶句する。
一緒にいたのが、すずめの彼氏だったからだ。

昨夜は、水族館の仲間と飲み会で、ウーロン茶と間違えて、ウーロンハイを飲んでしまったすずめが、酔っ払ってゆゆかの家へ行きそのまま寝てしまった、そうゆゆかから連絡が来た。
その時、怪しいとは思った。
友達の家に泊まる…というのは、身内に内緒で彼氏とお泊まりをしたい時の常套句であることに気がついたからだ。

すずめを抱き締めてキスまですると、馬村は帰って行った。
諭吉は、すずめが見送りをしている間に、ゴミを捨てることも忘れて部屋へ戻る。

「すずめ…おか、えり…」
「ただいま〜あれ、おじさんゴミ捨て?私が行こうか?」
「えっ?あ、そうだ…忘れてた!ちょっと、捨ててくるな…」
何故か慌てている諭吉を不思議そうに見る。
「すずめ…あの、な…昨日…」
「うん?」
「昨日……何でもない…」
「…?あ、私バイトの用意しなくちゃ!おじさん、ゴミ捨てありがとう!」




「…ってことなんだよぉ〜。なぁ、なぁ、どう思う?やっぱり2人でどこか泊まってたのかな〜?ってことは、そういうことになっちゃった…ってことで…」
「………」
「でもさ〜、俺としては複雑だけど、もう高校生じゃないしさ〜。そこで説教するのってどうなのよ…って思うわけ」
「…………」
「いや…でも、まだ19歳で、未成年だしな…。いやいや、19歳って結婚も出来る年だし…」
「…………」
月曜日の仕事帰りに、諭吉からの呼び出しで店に寄ると、姪のあれやこれやを全て聞かされて、獅子尾はため息をつく。

もしかして、諭吉なりに気を使って、馬村との仲を話すことによって、獅子尾の傷を癒し…そんな訳はない。

また拷問だ…これは。

「ゆきちゃん…他に友達いないの…?」
獅子尾は深くため息をついた。

fin

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君のことが好きだから ※

ひるなかの流星【君のことが好きだから】
R
やきもちやきの馬村が書きたい!と思って書きました。



アルバイト先である水族館での仕事を終えて、帰り際、仲良くしてもらっている先輩に声をかけられた。
「すずめちゃん、今日の飲み会行かないんだって〜?なんか用事でもあるの?」
「私未成年だからお酒飲めないし、たくみ君行くの?」
「うん俺も行くよ〜!すずめちゃんもさ、親睦会みたいな感じだから行こうよ!もちろんお酒は飲んじゃダメだけどさ。ご飯たくさん食べればいいし…お刺身が美味しいお店だって言ってたよ」
「お刺身…」
「ねっ!」


たくみに押し切られる形で、駅前にある居酒屋へ行くことになった。
すずめが、たくみと共に店へ入ると、すでに5人が揃っていて、若干顔が赤くなっている人もいた。

水族館での仕事はシフト制のため、全員が揃うことは無理だが、早番遅番と分けて数人で飲みに行くことがよくあるらしい。
すずめは今まで誘われはしたが、未成年ということで断っていた。
「あ〜すずめちゃんだ!こっちこっち!」
「俺もいまーす!」
すずめはたくみと空いている座敷の手前側に腰を下ろす。
「じゃあもう1回乾杯します!すずめちゃんもグラス持ってね!」
言われるがままウーロン茶の入ったグラスを持ち上げる。
「お疲れ様でした〜かんぱーい!」
「かんぱーい!」

周りがお酒を飲む中、すずめはお刺身や天ぷらを食べることに集中していると、向かい側に座った同僚に声をかけられる。
「すずめちゃんってさ、何歳なんだっけ?」
「今月19になりました。でもあそこで働いてる人ってみんな若いですよね?」
「体動かす仕事だからね〜若く見えるけど、俺なんてもう30よ?」
そう言って笑う同僚は、確かに30にはとても見えない。高校生でも通用しそうだった。
「30か〜もう結婚適齢期なんじゃない?どうなの?その辺?」
話しに入ってきた、女性はすずめが指導を受けている、チームのリーダーだった。年はわからないが、結婚して子どもが2人いるらしい。
「結婚云々の前に彼女がいないよ〜すずめちゃん助けて〜」
飲み会がどういうものかはやっぱりよく分からないが、気心の知れた同僚と話をすることはすずめにとっても楽しいことだった。
「知りませんよ〜自分で探してください」
その時、ポケットに入っていた携帯が震える。
見ると、馬村からの着信だった。
少し後ろに下がって電話を受ける。
「もしもし?馬村?」
『よぉ…ってお前今外か?なんかザワザワしてるけど』
「あ、うん!なんか仕事の人たちと飲み会?してる」
「あれ〜すずめちゃん電話〜?誰からよ〜?」
元々酒が入ってなくても、陽気なたくみが電話中に絡んでくる。
「ちょっ…たくみ君!酔っ払ってる?ひゃはははっちょっと!くすぐらないで!」
『お前…今どこ?』
電話に出た時とはワントーン以上も下がった声で、馬村が聞く。
「え…と、駅前の居酒屋だけど。名前わからないけど水色の看板のとこ。」
「わかった」
なんか、不機嫌だったけどどうしたのだろうと思い落ち着かない。



「電話誰よ〜?そんな早く切っちゃっていいの〜?彼氏からじゃないの」
電話を切ったすずめにたくみが探りを入れてくる。
「そうです!彼氏からです!たくみ君が変なことするから、電話切られちゃったじゃん!」
たくみは悪びれなく、舌をペロッと出す。こういう人なので、憎めないのだ。
仕事は尊敬できる先輩だし、お世話になっているのだが、いかんせんテキトー過ぎるのだ。
すずめは気がついていないが、たくみとしてはすずめが同類と思えるらしい。
それもあってちょくちょく話すようになった。

「すずめちゃんの彼氏どういう人〜?」
彼氏ネタから早く離れたいと思っているのだが、なかなか食いついてきて話題を反らすことが出来ない。
「そういうたくみ君は恋人いないわけ?」
「俺?今いないんだよね〜寂しいなぁ〜。すずめちゃん、よく見ると可愛いよね…。ほら、ほっぺとか赤ちゃんみたい」
そう言いながら、すずめの頬をツンツンしてくるたくみは、すでに立派な酔っ払いだ。

「おい…」
おいとは、失礼な店員だなと思いながら振り返ると、鬼のような形相の噂の彼氏がいた。
「な…なんで!?なんで馬村いるの!?」
「ちょっとあんた…コレに触んなよ。コレ俺のだから」
すずめの質問は完全無視で、そう言ってたくみを牽制しつつ、たくみとすずめの間に無理やり入ってきた。
突然のイケメンの乱入に、同僚たちが一気にざわついた。
「ちょっと!すずめちゃんの彼氏!?超イケメンじゃん!」
一番早く食いついてきたのが、子持ちのチームリーダーだった。
「へぇ〜やるねぇ!彼氏も一緒に飲みなよ!」
一応大人になったのか、馬村はぺこりと頭を下げて腰を下ろした。

「馬村?どうしたの?なんか用事あった?」
電話でもおかしかったのが気になって、心配そうに馬村を見つめる。
「…別に」
すずめとしては、約束のしていない日に思いがけずに馬村と会えたことで、気分は上がりっぱなしなのだが。
「すずめちゃーん!彼氏のことばっかり見てないで、俺たちの顔も見てよ〜」
同僚の言葉に、更に馬村の周りの温度が下がった感じがした。
(なんか…これはヤバイかも?)
「す、すみません〜やっぱり私たち帰りますね!今日約束してたの忘れてて!」
「なんだ〜そうなの?そりゃ彼氏怒るわ!早く2人っきりになりたいもんね〜」
「じゃあ、また仕事で〜お疲れ様です」


「そういうことで…ちょっかいだすなよ」
たくみの耳元で、低い声で囁きその場を離れた。


店を出てしばらくはお互い会話もないまま、歩いていく。
馬村はまだ機嫌が悪いのか、すずめの顔を見ようとはしない。
それでもすずめの歩くスピードに合わせて、ゆっくりと歩いてくれるということは、すずめに対して怒っているわけではないと言うことで。

すずめはふと考えて、馬村の手を後ろから掴むと、一瞬驚いたような気配がしたが、優しく手を握り返してくる。
嬉しくなって、馬村の肩に頭を乗せるように、腕にピッタリとくっついた。
馬村はチラリとすずめを見て大きくため息をつく。
「おまえ…俺の機嫌の取り方うまいよなぁ」
「へっ!?」
駅前の人混みの中で、馬村はかすめるようにキスをした。


「ちょっと〜見られるよ…」
すずめが思わず顔を赤くして抗議する。
「通りすがりの通行人のことなんて、誰も見てねーよ。…それより」
すずめの手を取り、駅から少し離れるとガードレールに座らせた。
そのまま逃げられないように、両手で塞がれる。馬村の顔が近く、今にもキスされそうな角度に、鼓動が早くなる。
「え?」
「飲み会…男多すぎねえ?」
「そう?たまたま今日のシフトがそうだったのかも。女の人も結構いるよ?」
「じゃあ隣にいたおまえに馴れ馴れしいやつは?誰?」
「隣って…たくみ君?なんか年が近いからかな〜仲良いんだ〜。面白い人だよ?」
「へぇ〜楽しそうで何よりだな…たくみ君ね…」
せっかく直りかけた機嫌が、また急降下していく。
「ま…むら?なんか…怒ってる?」
「ああ…怒ってる」
「なんで?」
すずめは、もし馬村とケンカすることがあったならば、その理由は絶対に自分が悪いのだろう、と常々思っている。
当たり前のようにそう思うほど、いつも優しくしてもらっている自覚はあるし、自分が色々なことに鈍感なことが分かっているからだ。


「気に食わないんだよ…」
「…何が?」
「おまえが…、俺の知らないとこで、他の男と一緒にいるのも…。他の男の名前を呼ぶのも…。おまえのこと触るのも。
第一おまえ俺のこと馬村って呼ぶだろ?なんであいつはたくみ君なんだよ?他の奴のことは苗字で呼んでただろ?」
溜まっていたものを吐き出すように、一気にまくし立てると、一呼吸置いて、すずめとおでこ同士をくっ付けた。
「ったく…」


「ね〜馬村…。覚えてる?
高校な時さ…。付き合ってるふりしたことあったでしょ?
その恋人役が私だったから、馬村さ、マニアック趣味の残念な人って言われてたんだよ」
唐突に高校時代の思い出を語り出したすずめの言いたいことが理解できずに、視線だけで先を促した。
「だから…自分で言うのもなんだけど、馬村が心配するほど、私モテないよ?」
その警戒心のなさこそが心配だと、言ってもきっと本人には分からないだろう。
そもそも心配するほどモテないのなら、高校時代あいつがあんなに本気で生徒を落とそうとなんてしないはずだ。

「あとは…まむら…君?」
「なに、馬村君って…それを言うなら大輝君だろ…どっちにしろ微妙だな…」
「え…じゃあ、大輝…?」
「はい…正解。ご褒美は何がいい?」
すずめと目が合うと、誘うように聞いてくる。
すずめがさっきから話半分でしか聞けてないことも、その理由も見抜かれているようだ。
やっぱり馬村に隠し事は出来ない。
「キス…してほしい…」
「それも…正解」
ずっと待っていた唇がやっと重ねられ、愛しい人の背中に腕を回すことができた。
優しく口腔内を愛撫する舌は、深くならないように気をつけているようだった。
外なのだから当たり前のことだが、すずめとしては少し物足りない。
お返しに、すずめからはもっともっとと誘うように、深く口づけを返す。
「おま…こんなとこでしたくなっても、何も出来ねーぞ…。
つーか、さっきキスしたら、見られるとかなんとか言って怒ったくせに」
「しょうがないよ…だって好きな人がこんなに側にいるんだし」
返事の代わりに、今度はすずめから口付けた。

2人がいる場所は、駅から少し離れているせいか、人もまばらで街灯も薄暗い。それが幸いして、長く口付けていても周囲に見られることはなかった。
唇が離れても、すずめは馬村の背中に手を回したまま、肩口に頭を埋めた。
そうすると、馬村が耳元で囁くように話してくれるからだ。
「ね…もしかして…やきもち妬いてた?」
「…今さらか、それ以外ねーだろ。絶対、他の奴に触られんなよ。」
「へへ…嬉しい…」
「何でだよ…」
「だって…飲み会って言えば、忙しくても、心配して会いに来てくれるんでしょ?今日みたいに。」
「嫉妬してでも、会いに来たら…嬉しい?」
「うん…どんな理由でも会えたら嬉しい。ヤキモチも嬉しい。」
「変な奴…」
そう言って微かに笑う声が、すずめの耳元で聞こえた。
「そろそろ帰るか。遅くなったから、送ってく」
「うん。ありがとう」
2人は手を繋ぎながら、触れれば触れるほどに高くなる体温を持て余していた。


自宅までは、電車で10分。
改札の前ですずめが立ち止まる。
「やっぱり…」
すずめが言うより先に、馬村がすずめの手を引いて改札とは逆方向に歩き出す。
「ま、馬村…?」
「ごめん…すげーしたい」
その後は無言のまま手を引かれて歩いて行くと、一番近くのホテルに入った。

つまり、そういうことをするためだけのホテルなわけで、初めて来たすずめは、キラキラと光る電球に縁取られた部屋の写真に驚愕する。
(なんで…部屋にプール?お風呂ガラス張りって何?なんでベッド丸いの?)

馬村は、俺が自分から触れた女はおまえが初めて…とか言ってる割には、手際よくチェックインを済ませる。
それにすずめが訝しんでると、言い訳するように言った。
「猿丸が…雑誌とかの情報で、聞いてもないのに教えてくんだよ…ほら、行くぞ」

もちろんすずめとしても、帰りたくないと思ったのは馬村と同じだが、じゃあどこに行くのかと聞かれてもラブホテルなど頭に浮かばなかっただろう。
(するの…かな…。どうしよう…今日下着とか、どんなのだったっけ…)
馬村は、パニックに陥っているすずめをチラリと見ると、落ち着かせるように言った。
「おまえが嫌がることはしない。約束する。…けど、俺のこと煽ったのはおまえだからな」


部屋に入ると、ベッドは円形だったが、他の調度品はシンプルで、お風呂も一応曇りガラスになっていたため、ホッとする。
「風呂…入りたい?」
「えっ…あ、うん…」
(その間に、心の準備出来るかもしれないし)
馬村はバスダブにお湯を張ると、すずめを手招きする。
(え…脱衣所は…?ここで脱ぐってこと?)
「おまえは…また、ぐるぐる考えてるだろ…」
馬村は3畳はありそうな洗い場にすずめを立たせると、唇を塞いでくる。
「んっ…ちょっ…」
すずめが何も考えられなくなるまで、深く深く舌で愛撫する。
「ふっぁ…ん、はぁ」
さっきまでの余韻もあってか、キスだけで立っていられなくなるほど感じてしまう。
「あ…ふっ…」
馬村にしがみつくように、首に手を回すと、よりすずめの弱いところを狙うように舐められる。
唇を塞がれながらも、気が付いた時には、着ていたシャツは脱がされ、ショートパンツもボタンが外されていた。
器用だなとぼんやり考えていると、下着まで全て脱がされ、馬村自身も手早く衣類を脱ぎシャワーのコックを捻った。
恥ずかしさを感じる間も無く、何度も角度を変えて口付けされる。
上から温かいシャワーが降り注ぎ、2人の身体を濡らしていく。
「はぁ…ん、ま…むら…気持ちぃ…」
「もっと、してやるから…掴まってな」
馬村はボディソープを手に取ると、すずめの身体を洗っていく。
首筋から胸の膨らみを撫でるように洗い、突起を人差し指で擦るようにクリクリと弄るとすずめの身体はビクリと震える。
「あっ…ん…それ、いいっ…」
そしてお腹からお尻に手を滑らせ、後ろから太ももの間に手を差し込みスライドさせるように動かすと、粘り気のある体液で馬村の手が濡れる。
「あっ…はぁん…、も…それ、やぁ」
「嫌?」
すずめは、はぁはぁと肩で息をしながら、首を横に振る。
「ちゃん…と、触ってっ」
「触るの?洗ってるだけなんだけど」
「意地悪しないで…」
甘えるように潤んだ瞳を上目遣いにして見つめてくる様は、きっと自分にしか見せたことがない顔で、普段は隠している色気と艶が溢れている。
「どうやって…触って欲しい?」
すずめの耳元で囁くと、身体中が敏感になっているのか、ビクビクと震えた。
「ゆ…びっ、擦ってっ…いっぱい」
お湯ではない滑りのある体液で、太ももの間はぐっしょりと濡れていた。
指で弱いところをクリクリと擦ると、なかから蜜が溢れてくる。
「こう?」
「あぁっ…ん、そこっ…、もっと、いっぱいして…っ」
「っ…のぼせそうだな…色んな意味で」
要望どおりに指を激しく動かすと、すずめの身体が大きく震えた。
「あぁっ…っ!」

お風呂でぐったりしてしまったすずめの身体を拭いて、ベッドに横たえる。
「ま、むら…まだ…足りない…」
掠れた声で馬村の手を掴み、誘うようにピチャリと舌を使ってその指を咥え、濡れた瞳を向ける。
「…っ、おま。どんだけエロいんだよ」
馬村は背中にぞくりとするものを感じ、これは予想外だと呟きながらも、嬉しそうだ。
「じゃあ…足、開いて…。自分で持って。もっと…そう。こら、閉じんなよ」
「だって…これ恥ずかしい…」
すずめの足を大きくM字に開かせて、自分で足をもたせた。
「もう溢れてきてる…」
「早…くっ…」
馬村はすずめの蜜を舐めとると、クチュクチュと音を立てて蕾に舌を出し入れする。
「あっ…ん…もっと…奥」
ピンと立っている突起を舌でチロチロと舐めながら、指を増やしながら突きさし激しく動かしていく。
「ひゃっ、あぁ!んっ、ソコ…すごいっ。もっと…グチュグチュしてっ」
「おまえ…俺の忍耐力試してんのかよ…」
奥のいいところに当たるように、3本の指をヌチュッと入れると、すずめは今日2度目の絶頂に達した。

「ほら…すずめ…。惚けてないで…。まだ足りないだろ?俺の、自分で挿れてみろよ」
すずめは言われるがまま、横になった馬村の上にまたがり、既に熱く硬くなった性器を自身の蕾に押し付けた。
「んっ…はぁっ…」
柔らかくほぐされたソコは、初めてとは思えないほどスムーズに馬村の性器を飲み込んでいく。
「あぁっ…どんどん、奥に入っちゃう…スゴい」
「凄いのはおまえだっつーの…っ、くっ」
グチュリと音を立て根元まで飲み込むと、馬村の首に手を回してキスをする。
「おまえのイイトコに当たるように動いてみろよ…」
すると、浅く深くを繰り返すように抜き差しを始める。
「あぁんっ…指より…スゴい…はぁっ、おっきいの…気持ちいぃ…」
「…っ、くっ、やっべ…おま、可愛いことばっかり、言うなよっ…」
すずめの中にはいったまま、また一回り大きくなる。
「ダメ…ダメッ…も、イキそ…、あ、動かしたらイっちゃうっ」
「ちょ…待てっ…くっ」
すずめに引きずられるように、馬村も絶頂に達した。
「はっ…すっげ…中、絡み付いてくる。」
「馬村の…まだ…入ってくる…」

馬村は、場所を入れ替えすずめを下にし、すぐに動きを再開する。
「あっ…ぁ、また…いい」
すずめに体重をかけないように、馬村は顔の横に腕をつき、すずめの手は馬村の髪の毛を撫でている。
今度は馬村の欲情をすずめが受け取る番だとでも言うように、お互いの舌を絡ませながら、下半身は強い抜き差しを繰り返している。
「あぁっ…ん、はぁっ…」
手のひらで胸の膨らみを揉みながら、指で突起を刺激すると、膣がキュッと締まる。
「だい…きっ…大好きっ…」
「ああ…っ、俺も…好きだよ」


あまりに激しすぎた初めてのセックスに、すずめはしばらく気を失い起きた時には、ベタついていた肌もスッキリしていた。
どうやら身体を拭いてくれていたらしい。
「ま…むら…?」
すずめの声は掠れてほとんど出ていない。
腰が驚くほど重く、起き上がる気がしない。
「大丈夫か…?」
馬村はペットボトルの水を口に含み、口移しで飲ませる。
「もっと…」
コクコクと飲むと、だいぶ声も出るようになった。
「ごめん…無理させたな…おまえのが負担かかるのに」
「私もしたかったから、いいよ」
そう言ってベッドから立ち上がろうとしたが、足に力が入らず転びそうになってしまう。
「おいっ…大丈夫かっ?」
「どうしよ…馬村、立てない…」
馬村は倒れそうになったすずめをベッドに寝かせると、しばらく考えて、どこかに電話をした。


「もしもし…今いいか?悪いんだけど、すずめそっちに泊まってることにしてくれないか。おじさんとこ電話して、今日仕事先のメンバーと飲み会で、間違って酒飲んで猫田んちで寝てるってことにしといてくれると助かる。」
「ああ…。はっ?いや…今はちょっと、無理…。なんでもいいだろ?無理なもんは無理!…おまえは俺を脅す気か!チッ」
(ゆゆかちゃん…?)
電話をしている馬村が、困った顔をしてすずめに電話を渡してくる。
「もしもし…?」
「きゃー!やっぱりね!そういうことね〜ふふ。」
掠れたすずめの声を聞いて、テンションマックスのゆゆかは、今度詳しく教えなさいよと言って、電話を切った。

(今ので…何が分かったの…?)

「ほら…もうおまえは寝とけ…」
「うん…ありがと。馬村も、一緒に寝よ」
すでに疲れきった身体は、ベッドに深く沈んでいて、数秒で眠りに落ちてしまいそうだった。


そういえば…
最近デコピンされてないな…と思った。
あれ…
馬村が『ばーか』って言うの好きだったのに、最近言われないな。

ああ、そっか。
デコピンの代わりがキスで、ばーかの代わりが『好きだ』なんだ…。

そんなことをうつらうつらする頭で考えていると、すずめの隣で、腕枕をしてくれている馬村が額にキスをした。

あは…デコピンだ…。
こっちのが好きかも…ね。

「馬村…」
「ん?」
「たくみ君ってね…。たくみ  そういちろうっていうんだよ。言うの…忘れてた…か…ら」
「はっ?」
すずめはスースーと寝息を立てて、既に夢の中。

(初めからそう言えよ!)


fin


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オダワラアキ

Author:オダワラアキ
オダワラアキの二次小説・二次創作置き場へようこそ。
ひるなかの流星・花より男子・日々蝶々・君に届け・会長はメイド様の二次小説・創作置き場です。黒バス黄黒、青黒BLも書いております。
現在はオリジナルばっかりになってしまったなぁ。

こちらを読むにあたって下記注意点をお読みになってからお進みください。

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