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同窓会

ひるなかの流星【同窓会】
馬村、すずめ20歳。
設定は他の話と合わせています。
一人暮らしのすずめの家に、半同棲状態の馬村。
そんな2人のもとへ、高校の同窓会の案内状が届く。高校1年の担任だった獅子尾先生も来るらしい。
馬村は元クラスメート達や獅子尾にすずめのことを見せたくなくて…。
大人の女性になったすずめを書きたかったんです。





まだまだ残暑の残る9月の初め、すずめはいつもより遅い朝食を2人分作っていた。

8月は夏休み時期で、毎日のように学生や親子連れが水族館を訪れる為、ほとんど働きっぱなしだったすずめも、9月に入るとようやく忙しさも一段落ついて、5日ほどの夏休みをもらうことが出来た。
まだ馬村の大学も夏休みのため、日中はダラダラと2人で過ごしている。

馬村は、すずめが今年の6月に家を借りてからというもの、ほとんど毎日すずめの家に入り浸っていて、馬村の親も公認の半同棲状態だった。
もちろん、すずめの叔父は公認ではないが。
しかし、パジャマや下着、歯ブラシなどのお泊まりセットだけではなく、替えの洋服やパソコンまで一通り置いてあり、家賃や光熱費なども折半にしていることから、すでに同棲しているとも言える。

毎日、2人分の朝ごはんを作り、早番の時は大学に行く馬村よりも早く仕事に出かける。
社会人になってからはいつも化粧をし、長い髪を緩く巻いて、短めのタイトスカートやショートパンツで仕事に出かけることが多い。

今日も休みではあるが、馬村が起きるとすでに化粧をしていて、夏らしい水色のショートパンツにチェックのキャミソールの上から、シースルーのブラウスを羽織っている。
それらの服は、すずめにとてもよく似合っているとは思うが、馬村としては少し足が出過ぎなことが気になる。

「おはよ…」
「おはよ〜ご飯出来てるよ。食べよ?」

「ああ、いただきます」
馬村は、顔と手を洗ってテーブルに着くと手を合わせる。

食事をしながら、すずめのことを覗き見ると、目が合って。
すずめは、なに、と優しく笑う。

いつから、こんなに綺麗になったんだっけ…。

すずめのことを数え切れないほど抱いて、抱くたびに女になっていくすずめにいつも胸を打たれて。

本当は誰にも見せたくない。

結婚すれば俺のものになる?
紙切れ1枚ですずめの心を繋ぎ止めておけるなら。

むしろ自分がこんなにも心の狭い男だったのかと驚くぐらい、すずめのことに関しては独占欲が強くなってしまう。

すずめは、いつからか他の男から告白されたということを馬村に言わなくなった。
言うほどのことでもないと本人が思っているからか、独占欲の強い馬村を心配させないためかは分からないが。
同じ家に住んでいるのに、それを隠し通せるはずもなく、いつも結局は話す羽目になるのだが。

いつかの、里村とかいう職場の後輩、高校の後輩でもあったが、そいつから始まり、この間もカフェで馬村が席を外している隙にナンパされていた。

「大輝?なにボーッとしてるの?冷めちゃうよ」
「ああ、悪い…」
食べることも忘れて、物思いに耽ると、すずめが心配そうに顔を見た。
「ちょっと、寝足りなかったかも」
「そっか…ならいいけど。あ、そういえば、朝おじさんから電話が来たんだ!」
「なんて?」
「同窓会の案内状が家に届いたから、うちに送っておいたよ〜だって。たぶん、大輝の家にも届いてるんじゃない?おじさんに聞いてみたら?」
馬村は携帯を確認すると、未読のメッセージがあり、案の定父親からだった。
「来てるって、取りに行くの面倒だから、俺も送ってもらうわ」


「でも、同窓会っていったって、仲のいい奴らには会ってるだろ?別に行かなくてもいいんじゃねーの?」
「え〜でも、先生も来るってよ〜。人数の集まり悪かったら可哀想じゃない」
他にも会いたい友達いるし、などすずめが行く気満々でいるのに対し、馬村はあまり乗り気ではなかった。
自分がというよりも、すずめを行かせたくないだけなのだが。

今のすずめを、獅子尾にも元クラスメートにも見せたくなかったし、これ以上すずめを好きだという男が出てくるのはコリゴリだ。
だが、すずめが行きたいと言えば、絶対に心配でついて行くだろう。

すずめの家に案内状が届き、結局2人とも出席でハガキを出した。


同窓会は9月の終わり、日曜日の夕方。
すずめもその日だけは前もって休みの申請をしていたため、時間にも余裕を持って会場に足を運ぶ。

ビュッフェ形式の立食パーティーらしく、ホテルで行われるだけあって、男性はスーツ、女性はドレスアップしている人が多かった。

すずめも、丈の短い淡いピンクのベアトップのワンピースにストールを羽織っている。
元々のスタイルの良さや、一緒にいる相手が180センチ近い長身なことも相まって、すずめと馬村が一緒に現れると、全員が、特に男どもが色めき立つのが分かる。
「よ、与謝野…さん?」
「え?あ、はい…」
「びっくりした…めっちゃ綺麗になってるじゃん!」
「マジだ〜ヤバイ…惚れそう…」
本気とも冗談とも取れない会話を軽く受け流すと、馬村と共にゆゆか達のところへ行った。
馬村としては、すずめのように軽く受け流すことは出来ずに、見せつけるようにすずめの腰を抱いた。
「ゆゆかちゃん!ツルちゃん、カメちゃん!」
「あぁ〜!すずめちゃーん!可愛いじゃーん!スッゴい似合ってるよ〜」
「ありがとう!ゆゆかちゃんに選んでもらったんだ〜良かったよ!」
「ふん、当たり前じゃない」
馬村も、犬飼たちと合流し、結局いつものメンバーで固まっていた。
しばらくして、入り口付近がざわつくと、懐かしい顔がそこにいた。

「あ、あれ、先生じゃない?全然変わってないわね」
「ふふっ、そうだね〜。懐かしい」
色々あったなぁと笑う。
今ではいい思い出だけれど。

獅子尾も、すずめたちを見つけて寄ってくる。
「ツル、カメ、ネコ、チュン!」
「せんせ〜その呼び方止めてよ!もう〜。桃太郎じゃあるまいし!あはは」
カメが言うと、確かにねとみんなが笑う。
獅子尾と目があってすずめが軽く頭を下げ微笑むと、驚いたように目を丸くした。
「あ、ほら〜先生もビックリだよね!すずめちゃん相当綺麗になったでしょ!?」
「ちょっと、ツルちゃんっ…そんな変わってないってば!」
顔を赤くして慌てたように、手を振る様子も大人の色香を身に纏っていて、獅子尾はドキッとさせられた。
背伸びをしない程度に施された化粧が、よりすずめを美しく見せていた。

「うん、確かにな…。綺麗になったよ」

獅子尾との微妙なあれこれを知っているのは1人だけで、案の定ニヤニヤと面白そうに見ているゆゆかの手をつねる。
しばらく先生と立ち話をしていると、何人かのゆゆか目当てと思われる男子が寄ってきたので、すずめたちも一緒に話をした。


すずめが会話の合間に、チラリと馬村を見ると、たくさんの女子に囲まれている。
やはり、高校の時と変わらず、本人は仏頂面で対応していたが。

そんなことに、ほんの少しヤキモチを妬いて…。
でも、馬村がモテるのは今に始まった事ではないし、いつもちゃんと言葉で、好きだ、愛してると言ってくれる馬村のことを信じていた。

「与謝野さん?どうかした?」
ゆゆか狙いと思われていた、男性がすずめに話しかける。
「あ、ううん?なに?」
「あ、いや…。与謝野さんって、まだ馬村と付き合ってるのかな、と」
「うん。付き合ってるよ?」
「そっか…」
高校の頃から、馬村とすずめが付き合っているのは有名だった。
今日のすずめを見て、惜しいことをしたと思っているクラスメートはたくさんいるだろう。
事実、すずめの肯定に肩を落としたのは、聞いてきた男性だけではなかった。


同窓会は、二次会もあったが、すずめたちは一次会のみで帰ることにした。
ヒールでずっと立ちっぱなしなこともあって、すずめが靴擦れを起こしてしまったからだ。
当たり前のように跪き、すずめの踵を膝の上に乗せ絆創膏を貼っている馬村の姿は、まるで少女漫画の世界の執事のようで、全員の視線が注がれていたのだが、本人たちはそのことに全く気が付いていなかった。
とりあえず、何枚かの絆創膏で応急処置をして家路を急いだ。



「ふぁ〜疲れたけど、楽しかったね〜」
すずめはお風呂上がりに、タオル地のワンピースタイプのルームインナーを着用し、大体はそのままパジャマに着替えずに寝てしまうことが多い。
パジャマに着替えさせてもらえない、というのが本当の理由ではあるが。
馬村に至っては、暑いのか上半身裸で、2人で風呂上がりのビールを飲む。

「そうか…?良かったな」
仏頂面でそう言う、最近ヤキモチやきの恋人が不機嫌な理由は、何となく見当がつく。

同窓会も終盤に差し掛かった頃、馬村と付き合っていると何度言っても、酔っ払ってアドレス教えてくれとすずめに懇願してくる男がいたからだ。
すずめが二次会に参加しないと知ると、家まで送ると言いだす始末で、最終的には馬村が、俺たち一緒に暮らしてるからと一蹴した。
色々な意味で、すずめたちカップルは注目の的であったことは言うまでもない。


「なんで、機嫌悪いの?」
理由は分かっているはずなのに、そう言って甘えたように、馬村の腕をキュッと抱き上目遣いに聞くすずめに、馬村は肩を落としため息をつく。
風呂上がりの香りがふわりと漂うと、下着を着けていない胸が、馬村の腕にあたる。

「確信犯だな…」

そういう風に開花させたのは自分だけど。

「おまえ、外で他の奴にすんなよ?」
「するわけないじゃん!大輝仕様だよ」
「俺仕様って…おま…」

可愛い恋人に手のひらで転がされているのも、決して嫌ではない。
覚悟はしていたが、自分はやはりすずめに一生振り回されるんだろう。

「ねえ、今日ね…綺麗になったって、みんなに言われたよ?」
馬村の胸にコツンと額を置くと、逞しい両腕で抱きしめるように腰を支えられる。
「知ってる…」
「そんなに酷かったのかなぁ…高校の頃…ねぇ」
口を尖らせて首を傾げるすずめに、馬村はキスしたい衝動に駆られる。
「あの頃も可愛かったけど、今は…」
「今は…?」
「なんつーか、ヤバイ…」
「えっ!?そこ、綺麗とか言うんじゃないの!?なに、ヤバイって…っん」
言葉の途中ですずめの口を塞ぐ。
「ふっ…んっ、はぁ、ん」
すぐに頬を紅潮させ、濡れた瞳で見つめてくる様は、誰にも見せたくない。
「こういうことしたくなって、ヤバイってこと」
「毎日してて、飽きない?」
「全然。おまえは飽きたの?」
怒ったように聞く馬村が、可愛くて愛おしくて。
「大輝に抱かれるの、好きだもん。でも、もうちょっと手加減して?私、おかしくなっちゃう」
「手加減なんか出来るかよ…」
抱き締める腕に力を込めて、ゆっくりとすずめをベッドに押し倒した。

「大輝、女の子にいっぱい囲まれてて、ちょっとヤキモチ妬いちゃったし…。今日は仕方ないからいっぱいしてもいいよ?」
「普段の俺の気持ちが分かった?いつも妬いてんのは俺の方だから」
そう言って長く深く唇を重ねた。


「そういえば、靴擦れしたとこ大丈夫か?」
「ん…?うん、平気」
「足見せてみ…」
このままHになだれ込むのだろうと期待していたすずめは、突然靴擦れの心配をし出す馬村に拍子抜けさせられる。
「うん…ほら、まだちょっと痛いけ…って、なに?いたっ…」
ベッドに寝転がって足を見せると、馬村は足首を掴んで傷痕を舐めた。
足を上げられたことで、ウェアが捲り上がり腿の付け根まで露わになる。
「…っ、ちょ…いたっ、なにしてんの!?」
「ん?消毒?」
傷痕をピチャピチャと舐められると、背筋にゾクゾクと悪寒のようなものが走る。
「っ、ふっ…ぁん、痛いって、大輝っ」
すずめの声が明らかに痛いだけのものではなくなる。
馬村が足の指の間を舐めると、すずめの身体が震え腰が自然に揺れて、反対の足でシーツを何度も掻く。
「あっ、ん…ダメ、はぁ」
馬村は、すずめのウェアを手早く脱がせると、スリップ1枚にさせた。
「…っ、恥ずかしいよ…」
「いいだろ?俺の趣味」

去年ぐらいからか、誕生日やホワイトデー、クリスマスプレゼントに至るまで、全て下着で。
もちろんそれだけではなく、ちゃんとディナーの予約もしてくれるし、アクセサリーなども貰うが、それら全てに下着がセットで付いてきた。
中でも、下が透けて見える白のスリップは馬村のお気に入りらしく、大きく開いた胸元にはレースがあしらわれ、透けていなければ下着がギリギリ見えるか見えないかぐらいの丈のワンピースのようだ。
絶対にブラをせずにスリップを着ろと替え用も入れてまとめて3枚ももらった。


すずめが、足でシーツを掻くたびに、スリップの隙間から下着が見え、ブラをしていないため乳首がプッツリと立っていくのも透けて見える。
「はぁ…っん、大輝っ、おねが…」
耐えられずに腰を揺らすが、馬村は足の指を口に含むと、さらに指を愛撫した。
「我慢出来なかったら、自分でしてみろよ」
「やぁ…っだ、おねがい…」
涙で瞳を潤ませて懇願するが、すずめの願いは聞き入れてはくれない。
さらに、足に与える愛撫を強くしていくと、焦らされすぎてどうしようもなくなったすずめは、仕方なく自らの手を下着に伸ばした。
「はぁん…っ、やぁ、見ないで…っ」
腰を振りながら、下着の上から人差し指でコリコリと女性器を愛撫すると、じんわりと下着が濡れてくる。
「あぁ…っ、ふっ…ん」
「ほら、自分で胸も触って…」
「あぁっ、はぁ…ん」
プッツリと立ち上がる乳首をスリップの上から愛撫する。
シルクのスリップは、何もつけていないかのような薄さで、乳首を弄ると素肌に直に触れているような快感を得られた。
胸への愛撫を加えると、下着を擦る指が激しさを増し、下着の上からでも、クチュクチュという音が聞こえる。
「も…ダメっ…イっちゃう…っあぁ!」
自身の指で達することは出来たが、身体の奥深くはまだ疼いていて。
「はぁ…ん、早く…」
すずめは誘うように、馬村の熱くなった性器に触れる。

「すずめ…可愛い過ぎ」
すっかり機嫌の直った馬村は、足を上げて太ももの内側にキスをする。
「もぅ、やだ…」
「ごめんって、ちゃんとしてやるから」
すずめは、やっと欲しかったものが与えられて、喜びに震えた。


「てか、馬村くんもすずめちゃんも、見せつけ過ぎなのよ!」
「すずめちゃんは、バリバリ首にキスマーク付いてるし、馬村君はすずめちゃんに近寄る男全員に近寄るなオーラ出してるし…」
「バカップルよね!」
「うん、バカップルだね…」
ゆゆかは、そんな話を帰ってから土牛に愚痴る。
土牛はこんな時ただただ聞き役に徹する。
でも、ゆゆかは口調ほど顔は怒ってはいなくて。

すずめちゃんが、幸せそうで嬉しいんだろうな。



fin

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