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アンケート結果&お知らせ

こんばんは♬

先日は皆様にアンケートご協力頂きありがとうございました!
いやぁ、嬉しいことにブログで確認するからお知らせ不要という方が殆どでした!
1割ぐらいの方がTwitter連絡欲しいということで、たまにはイベントなどのお知らせあったら呟いてみようかなと思ったり(笑)
あんまり、Twitterやってる方いないんですね〜って、私もほぼ坂口健太○くんのためのTwitterのようなものですが(笑)


そしてお知らせ♬
ご存知の方は多分、300人程度かな…だと思うのですが、裏ブログで公開していたお話を表に移行する予定でいます。
こちらはシリアスで、類くん鬼畜だしエロ専務だけど、ダメ専務なので、私の書く甘々系が好きな方にはあまりお勧めしません…(笑)
最後はハピエンです、シリアスに興味のある方は読んでみてくださいね。
尚、最終話まで公開済みのお話のため、コメントは閉じてアップしようと思います。
番外編はこちらのブログで公開予定で、移行が全て完了したら裏は閉じさせて頂く予定です。

新着に載らないよう、少し前の日付で投稿しますので、読みたい方はカテゴリからお進みください。
夢見る頃を過ぎても というタイトルです。

では、また次のイベントで…(まだ、あるんです(笑))

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まんまるお月さん(asuhana様より頂き物)


イベント 類くんを狼にしちゃおう〜あたしを美味しく食べて〜
にご参加いただいた明日咲く花asuhana様からいただいたお話です♬
asuhana様からのコメントは終わりに載せております。

何度も何度もしつこいですが(笑)
無断転勤、コピー、配布はご遠慮ください。




まんまるお月さん


何気にとった雑誌に、気になる見出し発見!

「なになに、ふむふむ。へぇーっ」

「っん、牧野どうしたの?いつになく真剣じゃん?」
いつの間にやって来ていた類に、声をかけられる。

気になる記事をバタンッと閉じて後ろ手に隠す。
「ううん、なんでもないよ」

小首を傾げて覗こうとするビー玉色の瞳をもつ王子様。もとい類。

あたしは、ニコッと笑いながら後ろ手で、雑誌を棚に置き、類を促して店を出る。

「買わなくて良かったの?」
ポワァワァーンとなっちゃうくらいに素敵な瞳に見つめられ、吸い込まれそうになちゃって慌てて目を反らす。

「あっ、うん。大丈夫」

心臓が口から飛び出しちゃうんじゃないかってくらいに、ドキドキしてる。

気持ちを落ち着かせるために、小ちゃく、息を吐く。
「ふぅっーー」
月に雲がかかってるからって、油断してドキドキしちゃダメ。今日は満月だよ。

「あっ、食べる?」
綺麗な包みに包まれたキャンディーを一つ手渡してくれる。
不思議な色のキャンディーは、甘くて美味しい。
それなのに‥‥いつの間にか、味じゃなくて、ころころと口の中で転がす感覚を楽しんでいる。

空を見上げれば、雲の隙間からお月様が見えそうで‥‥
ゴクッ うぅっ 躯の奥が揺らめいちゃって

「牧野、さっきから無口だけど、お腹でも空いた?」
暢気な声がする。

ゴクッ お、お、美味しそう。

「あっ、うん‥‥満月だからかな‥あはっ」

キョトンとした顔で、
「満月だから?くくっ、そんな狼男みたいなこと言って」

狼男‥ジュルッ 美味しいかな? きっと美味しい。うん間違いなく美味しい。

ゴクッ ジュルッ 餓えが止まらない。
お月様が、少しずつ少しずつ顔を出してくる。

だめだめ‥雲さん、そのままお月様を隠しておいて‥
だめだめ‥止められなくなっちゃう。

そう思うのに‥‥あたしの瞳は、お月様を見つめたまま目を離せない。

あたしの目の前に、類が顔を出す。
ゴクリッ 美味しそう。この艶かしい唇を貪りたい。

「どうし‥」
全ての言葉がいい終わらない内に、あたしは転んだ振りをして類の胸に飛び込んだ。

ジュルリッ 雲の合間から満月が顔を出す。
キラリッ あたしの瞳の中に焔が灯る。
フワリッ 牡を落とす牝の匂いをまき散らす。

大きな瞳をウルウルさせて、唇を少ぅしだけ開け、あたしは類を見上げる。
類の唇が、あたしの唇と重なって吐息が一つになる。ほんの少し放たれた唇から長い舌が侵入してくる。舌を絡めとり、唇で吸い上げる。
ツッツゥーーーと 微かに開いた唇から、透明な液体が漏れていく。
類の唾液を逃さぬように、吸い上げる。

あぁ‥‥‥美味しぃ 体液は、エナジーだ

「‥‥牧野‥‥」
類があたしの名を呼び、車に押し込めた。

目の前から、まん丸のお月様は見えない筈なのに‥‥一度味わった快楽が、あたしの中を駆け巡り、ズキンッと疼きを押し上げていく。
類の肩に頭を凭れかける。
美しい指先が髪を掬いあげ、項をペロリと舐め上げる。

「‥‥ぅぅっ‥‥うっ‥」
堪えようと思うのに‥‥声が快楽が外に溢れて行く。

古いにしえの血が騒ぐ。ジュルジュル‥ジュルリッと。

耳許に息を吹きかけながら類が囁く。
「牧野を、つくしを食べちゃいたい」

ゴクリッ‥あたしもあなたを食べちゃいたい。
ジュルリ‥欲望を押し殺し、コクリと小さく頷いた。

あたしの中の欲望が蠢く。ニュルリ‥子宮の奥底が口を開けている。

駐車場から直通のエレベーターに乗り込む。
乗り込んだ瞬間に、再び口づけが落とされて、頭の中を欲望が駆け抜ける。
類の唾液があたしの口の中に入って来る。ジュルジュルと‥
なだれ込むように、部屋に入る。
類の指先が止まらない。愛液がショーツを濡らして行く。
「つくし、美味しそうだ」
類、あなたも美味しそう。

ブラウスの釦が乱暴に外される。胸元のブラジャーのホックが外されて‥胸が露になる。
円を描くように、乳輪をなぞる。ゆっくりとゆっくりと。ツーンと乳首が主張を始める。指先で弄って、口に食む。

「食べちゃいたい‥」

あたしも、あなたを食べちゃいたい。

指で唇で舌で。全身が愛撫される。
ツツッ-ツーと指の腹で撫で上げられて‥躯がビクビクと小刻みに揺れる。

「なんて、美味しそうなんだろう。指挿れるね」

花弁を押し分けてあたしの中に、ヌプリ‥一本二本と指が入って来る。
痛いと思ったのは、一瞬で‥あたしの肉襞は、別の生き物のように、類の指先に絡み付く。
ぬちゃぬちゃグニュリが、ピチャピチャと水音に変わっていく。

「舐めてもいい?」

美しい瞳が光っている。
あたしの花弁を口で、食み吸い上げる。ツンツンとノックする様に、包皮を押し分け舐め上げる。

「‥うっ‥」

蜜が溢れ出す。牡を誘う蜜がこれでもかこれでもかと言う程に。

指で、唇で、未経験の快楽を与えられ、身体が跳ね上がる。
陸に上がった人魚のように、跳ね上がる。

「‥っう‥あっ‥あぁ‥‥あぁーーーーー」

ピチャピチャと言う淫らな音とともに、一度目の絶頂が訪れる。

「凄いね‥つくしは、やっぱり思ってた通り。食べがいがあるね」

淫らに微笑まれた、次の瞬間‥
「一気に貫かないと余計痛いからちょっと我慢して」
そんな言葉と共に、グッ‥類の性器があたしを貫いた。

「痛いっ」

痛さに目を瞑る。
あたしを貫いた後、類の動きがゆっくりした動きになる。
痛さと共に、何かがこみ上げて来る。

ゆっくりとゆっくりと目を開ける。
類の耳がネコ耳を付けたように、上にピーンと立っていて、下半身にはフサフサとした毛の感触が‥

「類、それ‥それって」

長い舌で、自分の唇をペロリと舐め上げながら

「くくっ、赤ずきんちゃん。こんにちは」
そう言って、ニヤリと笑う。

あたしは、全てを理解する。
満月の夜、あたしがこんなにも類を求めた理由を。

「類、あたしにも食べさせて」

類の動きは、激しさを増して‥あたしの中に、白濁とした体液を放つ。

あたしの餓えが収まっていく。身体中にエナジーが漲って行く。

あたしは、赤ずきん。
牡の‥‥いいえ、狼さんの体液エナジーで、餓えを満たすの。

うふふっ あたしと類‥‥やっぱり魂の一部なんだね。


明け放たれた窓からは、まん丸のお月様が見下ろしていた。

fin

asuさま

うわぁ〜エローい!♬
いいっす…さすがRズのリーダー?(笑)
しかも、つくしちゃんが狼なのかと思いきや!だからね!
そうそう、類くんとつくしちゃんは魂の一部ですから!
素敵なお話をありがとうございました!
asuさまへのお礼はやっぱり白雪姫にしょうかな〜と考え中♬
asuhanaさまへのコメントはご本人にちゃんとお渡ししますので、コメ欄へどうぞ♬




アキさま
ふぅーーーっ、師匠‥す、す、すみません、asuには、コレが限界っす。
またいつの日か、Rズ目指して頑張りまーす。
楽しい企画ありがとうございまぁす♪

ふぅっーー お目汚し失礼致しました。

asuhana

asuhanaさまの他のお話を読みたい方はこちらから
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明日咲く花



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凪子さまへお礼小話


イベント 類くんを狼にしちゃおう〜あたしを美味しく食べて〜
に参加していただいたお礼に凪子さまへお渡しした話が、凪子さまのブログで公開になります♬
ちょいエロでお届けします♬Rにはなってないと…思うんですけど…どうでしょう(笑)

皆さま興味がありましたら、是非読んでみてくださいね♬

↓クリックorタップ
ビー玉の瞳
やっぱり×××が好き
というタイトルで8月27日土曜日 11:00公開です♬



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月だけが見ていた(天使の羽根みかん様から頂き物)


イベント 類くんを狼にしちゃおう〜あたしを美味しく食べて〜
にご参加いただいた天使の羽根みかん様からのお話です♬
うふうふ…ニヤリ…素晴らしいRです♡

みかん様からもコメント頂いてますので最後に記載します!
皆様からいただいたコメントはきっちり、みかんさまへお届けします♬

毎回書くのも何だなと思いますが(^◇^;)無断転記、コピー、配布などはお断りします




月だけが見ていたR



あの日は……

墨汁で塗り潰したような真っ黒な夜空に、ぼんやりと滲むように浮かぶ、まん丸のお月さまが印象的なそんな夜だった。

眠っているんだけど起きているような、まるで夢の中を漂っているようなそんな不思議な感覚で、もしかしたら、本当は何もかも夢だったのかもしれない。




ふっと夜中に目を覚ましたつくしが、心細くなって隣に眠っているはずの温もりに触れようと手を伸ばすと、その指は空を切るばかりでいつまでたっても暖かな体温に辿り着かない。

暖かだった指先は、だんだんと冷やされていき、冷たくなった指先の感覚につくしの意識は段々と覚醒していく。

_類?どこに行ってしまったの?

寝ぼけ眼をうっすらと開けると、隣で眠っていた筈の類が、ベッドのすぐ脇の縦長の窓からぼんやりと夜空を見上げている姿が見えた。

「…る、い?」

半分夢の中で、つくしは類の名前を呼んでみる。

すると_

どうしたことだろう。

姿形は類なのに、透き通るような薄茶色の髪の間に、大きなふわふわ三角耳がピンとたっていて、背後に大きなフサフサの尻尾が揺らめいていた。

…耳?尻尾……?

そのあり得ない姿を見て、…あぁ、やっぱりこれは夢なんだ……そう確信した。

だって類にはあんなに大きな耳も尻尾も生えていないもの……

夢ならば…と、安心して瞼を閉じようとした時、空を見上げていた類がつくしを振り返った。


「え……っ」


窓から差し込む月明かりに照らされた類はどこか怪しく、見慣れた類の姿であってそうでないような、つくしの知らない類がそこにいた。

薄茶色の髪が月明かりに照らされ、キラキラと銀色の粉を纏ったように輝き、ガラス玉のような瞳は、月のひかりが反射して、ゆらりと金色に輝いていた。

「つくし…」

そう呟く声は聞きなれた類の声なのに、開かれた唇の奥から覗く赤い舌がどこか禍々しく、怖くてたまらない。

なのに…

「あたしを食べるの……?」

口をついて出たのはこんな言葉で、不思議なことに、自ら食べてくださいと言わんばかりに、類の前に白い喉をさらけ出してしまう。


そんなあたしの姿を見て、類の口元がカーブを描くのを目の端で捉えた次の瞬間……


あたしはぱっくりと食べられてしまったんだ・・・


**


「んっ…んっ……ふぅ……んっ」

つくしは類の顔の上に跨るように寝そべり、類のモノを口に含むと、夢中でそれを舐めた。

類のモノはとても大きくて、口の中に全部収めることができない。それでも、唇と舌を使って感触を確かめるように丁寧に舐め上げる。

硬さ、感触、味…その全てがいつもの類と同じなのにどこか違った。

その理由が知りたくて、口いっぱいに頬張って舌を絡める。

「ん…夢中で食べてるね。そんなに…おいしい?」

そんなこと聞かれても、何て答えたらいいかわからない。

「んっ、はっ…んん……っ」

答えられない代わりに甘く啼くように喘ぐ。

類はあたしの中心に舌を這わせながら、クスクスと笑う。その吐息がかかると濡らされた場所が冷やされて背中にゾクゾクとした物が這い上がる。

「ん…ふぅ…あんた、俺のを咥えて興奮してるね。ほら、こんなに濡れてる…」

そう言うと類は、前の部分を舌で弄りながら、二本の指でスライドするようにあたしの中を刺激する。

「中…気持ち、いい?」

「あっ……ああっ……ん……きもち…いっ」

突然やってきた強い刺激にビクンっと身体が大きく跳ねた。

「……あんたの中、気持ちよさそうにヒクヒクしてる。そろそろ…んっ、イキそうだね」

類の声はビブラートがかかり、麻薬のようにつくしの耳底に浸透していく。

あたしの反応を見ながら、類は一番奥の深い部分をかき回すように優しく揺らした。

内側と外側の両方からの刺激に身体中の産毛が総毛立つような快感が全身を伝い、外側から引っ張られるようなそんな感覚がした…

次の瞬間、

ひときわ大きな声を上げて達してしまった。

「あっ……きゃあ……あぁぁんっ!」




「おいで…ひとつになろう」

力が抜けてぐったりしてしまったつくしの身体を、類は自分の身体の上に向かい合うように跨らせ、大きく高ぶったものをつくしの中心にゆっくりと沈めていく。

「はぁ……はぁ……あぁ…っ」

「は……ん………っ、よく濡れてる…いいね…すごく気持ちが、いい」

そう言うと、類はつくしの腰を掴み、ゆっくりと舟を漕ぐように抽送を繰り返す。

圧迫するような感覚と、奥深く突き上げられるような感覚に我を忘れて喘いでしまう。

震える背中を、大きなふわふわの尻尾が宥めるように這い回る。その不思議な刺激にますます興奮が高まっていく。

「ん……ふ……っ」

「はぁ……あぁ……」

唇から漏れる吐息を類は唇で塞ぎ、全てを飲み込むように、それこそ食らいつくようなキスをしながら、激しく突き上げた。

荒い息が重なり合い、ぴちゃぴちゃと互いの体液が混じり合う音しか聞こえない。


「る、い…るい……っ!」

「……くっ」


激しい快楽の狭間で、縋り付くように顔を埋めた類の首筋から、湿った汗の匂いと、

深い深い…森の香りがした。



**


目を瞑っていても、月に雲がかかるのが分かった。

_いつの間に眠ってしまったのかしら……

薄っすらと目を開けると、つくしの隣でスヤスヤと気持ちようさそうに眠る、類の端正な顔が飛び込んできてホッとする。

もちろんだけど、大きな耳もなければ、尻尾もない。

…さっきのはやっぱり夢だったんだ。

ホッとしたつくしは、喉が渇いたような気がして起き上がろうとしたけれど、何故か身体が重くて起き上がる事ができない。

「イタタ……」

鉛のような身体を無理やり引き起こすと、ぱらり…、シーツが滑り落ちて素肌の胸が露わになった。

「…あ、あれぇっ?」

ベッドに入った時はパジャマを着ていたはずなのにと…びっくりして声をあげると、隣で眠る類がパチリと瞳を開いてニコリと笑う。

「…どうしたの?また、やりたくなっちゃった?」

今の今まで寝ていた人とは思えない程素早い動きで、あっという間につくしの上に伸し掛かってしまう。

あまりの早業に、つくしは戸惑うばかりで何も言えず、すぐに状況すら把握できない。

「え…っ、ま、また?」

_さっきのやっぱり夢じゃなかった・・・?

それでも、その言葉の不自然さに、頭の中にクエスチョンマークが浮かび始めた時、窓の外で雲の後ろに隠れていた月が再び現れ、優しい明かりが部屋中を照らした。

「今すぐあんたを食べたいんだ…」

つくしの上でいたずらに笑う類の顔を月明かりが照らし、その瞳が金色に光った。

「る、るい…?」

びっくりして瞳を見開いた次の瞬間、優しい感触が唇を覆う。


ゆらり_


大きな耳とフサフサの長い尻尾のシルエットがゆれる。


真っ白な壁のキャンバスに、優しい月明かりの生み出した光が、影絵のように狼さんになった類の姿を映し出していた。





Fin


皆様如何でしたかっ!
Rがなんと素晴らしい!♬あ、また言っちゃった(笑)
つくしは夢だと思っているようだったけど、実は…ってところがいいね♬
わたくし、このようなSっ気のある類くんを大好物でございます♡
そして勝手に狼さんの類くんとつくしの暮らしっぷりを想像してウフフってなっちゃった…
狼さんって何食べるのかな…とか…なにを飲むのか…?とか、そりゃつくしを食べるに決まってるんだけども!(笑)

モチベーション低下中なのに、狼さん特急で仕上げてくれてありがとうございます!
R3姉妹?4姉妹?5姉妹?のRズとして、こちらこそよろしくね♬

オダワラアキ

〜みかんさんのお言葉〜


アキさん

類くんを狼にしちゃおう〜あたしを美味しく食べて〜プロジェクト発足おめでとうございます(* ̄(エ) ̄)/
まさか、あの日のエロ話がこんな風に広がるとは夢にも思いませんでした(笑)
でも、素敵なお話がたくさん読める機会を作ってくださり本当にありがとうございます!
拙いですが、みかんもエロ話をひとつ書いてみました(*´σー`)エヘヘ
皆様の素敵なお話の中に入れていただくのも恥ずかしいですが、もらっていただけたら嬉しいです。
落ち込んでいるみかんの為に、素敵なお話を書いてくださり本当に嬉しかったです。大好きなアキさんのお話を読んでソッコー元気になりました(単純なんでw)
これからも、Rズとしても、お友達としても、ずっと仲良くしてくださいね♡

天使の羽根 みかん

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天使の羽根

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狼さんとつくしちゃん(ビー玉の瞳 凪子様より頂き物)


イベント 類くんを狼にしちゃおう〜あたしを美味しく食べて〜
にご参加いただいた、ビー玉の瞳の凪子様よりいただいた作品です!
本当にありがとうございます!

まさか、まさか、こんなに早く書き上げてくださるとは!感激です〜♬
あ〜凪子さまの類くんいいなぁ〜私の好きなちょいエロですね(≧∇≦)
では、どうぞ〜



狼さんとつくしちゃん





あたしはあの日 夢を見た




お花畑の1本道―――

なんだかのどかでメルヘンな世界を

あたしはひとり 歩いてて


ん?あたしのこの格好?

真っ赤なケープに 真っ赤なフード
そしてこのカゴ...なんだこりゃ?


ひらり

ナプキンをめくると
たくさんのパンやリンゴやお菓子が...
あら美味しそう♪

て、
あれ?そういえば、これって何処かに
届けるんじゃなかったっけ?


あれれ?おいおい
もしかして、これってあたし...


その時、



『ねぇ、お嬢ちゃん どこいくの?』



聞きなれた心地よい
透き通る声に振り返る

と...



――る、るい///!?な、なんで///??


木の影から現れたのは

長身に映える黒マントに
颯爽と身を包み

顔半分が覆われた銀の仮面の奥から覗く
深い深い ブルーのビー玉の瞳


――― 凄く似てる///...けど、人違い??


そして仮面に掛かる
シルバーグレーのサラ髪の中から
同じくシルバーグレーで 光る毛色の...


――― ...み、耳っ!?///


ふさふさピクピク動いてて...

まさか猫、じゃないわよね///?
どう見ても、これは...


「も、もしかして、狼///!?」


いやいや///
こんなコスプレなんで?って思うけど

花沢類そっくりの顔立ちに ふわふわの耳...

ヤダ///これはこれで...似合っちゃってるし///


その時
仮面の奥のビー玉の瞳が 怪しく光る


『へぇ...あんた...何 赤くなってんの?』


へっ///!?

こ、こっちへいらっしゃる///!?


「ちょっ!こ、来ないでっ///!」


なぜか慌てて後ずさるあたしは

あっ!

ドスン

...ったぁ~い!
木の根っこにつまずいて 尻餅をつく

と、


『馬鹿だね そんなに慌てなくても...』


目の前に差し出された 仮面の美しい王子様、
もとい、仮面の『美しい狼』の

長い指先...

キレイ///...


思わず見とれたあたしの手をとり
ひんやり優しく起こしてくれた


『別に...とって食いやしないのに』


フッと笑ったその流し目が
なんだか凄く色っぽいのは、
神秘的なその仮面のせい///?



『...で、行くんでしょ?タマさんのとこ...』

ふわぁ~とひとつ、しなやかな伸びをする
な、なんて優雅な身のこなし

長い手足がすらりと伸びて
見惚れる程に 気高くて///...



って、

へ?タマさん?

...タマさん、って、あのタマさん??


そういえば、このカゴを持って、
これからお見舞いに行く筈...って、


ん?やっぱりこれは...



『あい』

突如
ふわりと香る甘い匂い

あたしの目の前に差し出されたのは
赤い赤い 2本のチューリップ


「...わ♪可愛い。あ、ありがとう」

『ん、あんたに似合うよ』

ぎゃ///

今、クスッて、笑った///
狼さんが 笑ったよ///

仮面着けてるのに、
も///どうして良い男ってわかるかな///
いや、類か、類だからか...///
ん?いやいや只の そっくりさん??

な~んて、
そんなこんな しているうちに


『じゃ、またね』


あたふたしているあたしを置いて
片手を振って気紛れに
さっさと姿を消した 狼さん...


もう行っちゃった...


それで、えっと...
これからあたしは

タマさんのお見舞い、行くのよね?



とりあえず 渡されたチューリップと
食べ物の入ったカゴを片手に

目の前の道を あたしはひたすら歩く


でもでも知ってる
この流れ

これって このまま行くと
やっぱり不味いんじゃ...??



と、思うまもなく

ほら来た、
目の前に現れた
一軒の小さな木のおうち

この展開...わかっちゃいるのに

思わずノックをしてしまう

―――トントン


『どうぞ』



は?

いやいや、今のはまんま、類の声じゃん

突っ込みたくて、恐る恐るドアを開け
あたしは中に入る

と、やっぱり...


ベッドの上に
スラリと伸びた長い足を組んで

隠れる気なんてまるで無しの
美しい銀色の狼さんが1匹気怠げに...

って、あれ?もしやもう、寝ちゃってる??


あたしは近寄って 声をかける

「も、もしも~し...」

『...... 』

狼さんのお耳がぴくり

さ、触りたい...

じゃなくて///!
あれ?さっき『どうぞ』って、言ったよね??


「あの~...タマさんは、何処に...」

『ねぇ、アレやってよ アレ... 』


―――ハッ!?

『アレ』とは何ぞや??

しかも、目の前の狼さんは...

人に注文しておいて
しっかりと目は 閉じたまま

ダメだこの人
全く起きる気ないんじゃん...

あたしはしばし 考える


確かこのシーンでは...

そうそう!
寝ている狼さんに向かって
お決まりの台詞 あったはず!

よし!こうなったらノリノリで♪


「あ、あなたのお耳は、どうしてそんなに大きいの!?」


フフッと笑った狼さん

やった!当たった!
彼が笑うとなぜか嬉しくなっちゃう
ゲンキンなあたし



『 あんたの声だけ よく聴きたいから 』


な///あれ?///返しの台詞、そんなんでしたっけ///??


「 あ///あなたの瞳は、どうしてそんなに輝いてるの!?」

あれあれ///?
つられてあたしの台詞 おかしくなってる///??


『 あんたの事しか 見えないから 』


ドキドキドキドキ///
な、なんだか動悸が///変な具合に...


「あ、あなたのお口は///ど、どうしてそんなに...」


と、みるまにマントから延びる長い腕が、
あたしの身体を引き寄せて...


『 ねぇ、食べていい? 』


耳元に甘い吐息と囁きが...


『あんただって わかってたんでしょ...

男の部屋に二人きりって...どういう事か...』


ひゃっ///

そこでなぜだかくるっと1回転

美しい狼さんの男の両腕に
あたしはいつの間にか組み敷かれ...

に、逃げ場ないじゃん///!

や、やっぱり、まずいまずい
この展開は~///



『可愛いじゃん...まきの、美味しそ』


妖しげな笑みと
ペロリとひとつ、舌なめずり

へ?今「まきの」っておっしゃった??///

狼さんの赤い唇が 濡れて光って...ってヤバい///

ドキドキ ドキドキ
ええぃ静まれ!あたしの心臓///

ちょっと待って///
類ってこんなに、色っぽかったっけ~///!?



『じゃ、いただきます』


ニコリ♪ご機嫌な狼さん

い、いただきますって///
ちょっ、ちょっと待って、花沢類っ///
あたしにだって、心の準備ってもんが...///

「「だ、だめっ!ま、まだ!た、食べないでぇ~///!!」」



バッ!と体を起こすと...
イタッ、いたたたた...


あれ?ここはいつもの非常階段?

ヤダ///
あたしどんだけ熟睡してた?



「...ぷっ!」

ひゃっ!///

「お、狼さん!?...じゃなくて、花沢類っ!?///」

「「狼さん」って、ぶっ!なにそれ!?」


――― クククククッ!牧野最高!

って、ツボに入っちゃったモードで
お腹抱えて 笑い続ける花沢類


あたしは秘かに観察する

うんうん、
耳は、生えてない...よね?

って、いやいや、
いやいやいやいや///

あたしまだ、寝ぼけてないか??///

ていうか、さっきの...夢?
花沢類にベッドの上で組み敷かれてそのまま...///

って、何考えてるのよ、あたしはっ///!?


「ん?どうした?」


なんて、
無邪気に笑う類と
バチンと目が合った瞬間...

――― ボボボボボッ///

はぁ~///マズイよマズイ!
自分でも、これ以上無い!ってほど
顔が火照るのがわかるから///

「や、あ、あたし、なんか変なこと、言ってなかった///!?」

全く誤魔化しきれて無い気もするけど///
何か言わなきゃ、ムリムリムリっ///


「うん、牧野の寝言 うるさかったし」


寝言っ///!寝言ですとっ///!?

やばい、やばい///
あんな夢みちゃって、
あたしったら何言ってた~///!?


「ん~...「狼さん」がどうとか、「まだ食べないで」...とか?」

チラッ
あれ?気のせいか 今
類の瞳が怪しく光った?


「あ、あとこれ 落としてたよ」

あい。


と目の前に差し出されたのは、1冊の本

ああ...
あたし これ読みながら寝ちゃったから

あんな夢を///...


「シャルル・ペローの『赤ずきん』、
フランス語の原書版だね...

ふうん..勉強してたんだ。偉いじゃん 牧野」

ニコリ

あ///良かった...いつも通りの花沢類だ///

キラキラの王子様スマイルに
思わずポッ と顔を赤らめると


「 あ... 」


と見つめる王子様

あれあれ?
みるまに顔が近づいてきて...


――― ペロリ

ひゃ///
今、口の端に温かいものが...

な、何っ!?
あたし、花沢類に、
なっ///舐められたぁ~///!!


「ん 甘い......チョコ、付いてたよ」


類の赤い舌先がちらりと覗き
それが何だかセクシーで///

バクバクバクバク///
なになになにっ///!?

さっきの夢とリンクして
頭がパニック つくしちゃん


とうの類は どこふく風で
サッと立ち上がり
ズボンの裾を軽くとはたくと


「じゃ 行こうか」

「ほぇ///?ど、どこに///?」

「ん、俺の家...

約束したじゃん 今日は勉強見てあげるって」


「そ///だっけ?...」

目の前に差し出された 美しい王子の
長い指先...

キレイ///...


思わず見とれたあたしの手をとり
ひんやり優しく起こしてくれた

...って、あれ?
なんかあたし、デジャブってる///??




そのまま二人手を繋ぎ
ふわふわと
非常階段を下りて行く


「まきの... 知ってる?

シャルル・ペローの『赤ずきん』には
最後の猟師は 出てこないんだ」


「そそそ///そうなんだ///!!」

さっきから 意識しっぱなしのつくしちゃん
類の言葉を知ってか知らずか...


「今日はさ 二人っきりだから

しよっか? さっきの続き」

ニコリ

天使の微笑み///

ん?あれ?今花沢類、何て言った?


「ね? 行くの? 行かないの?」

「へ?あっ、ああ!行く///!
行きます行きます///!!」


あらあら いくら彼が美しくても
言葉はちゃんと 聞かないと

ほらね 王子様の後ろには
シルバーグレーの尻尾がふさり♪


――― 馬鹿だね 牧野

シャルル・ペローの『赤ずきん』には
もうひとつ 大事な教訓があるんだよ

[お嬢ちゃん 若い『狼』には くれぐれも気を付けて]ってね

赤ずきんは親切な『狼』に食べられて、
はいおしまい♪

今日はしっかり 牧野に教えてあげないと ――――




あれは夢か
はたまた白昼夢?


結局
ご機嫌な『狼さん』に
美味しく食べられてしまう
真っ『赤』な顔のつくしちゃんなのでした♪


Fin.


皆様、如何でしたか〜!?
いいですよね〜類くんの「馬鹿だね…」これ私のツボです♬
美味しく食べられちゃうとこ想像して悶絶ですね!こりゃ凪子さまへのお礼はこの続きのRしかないわ!(笑)ウフ♡

こんな素敵な作品をありがとうございました!
凪子様へのコメントはしっかりとご本人に伝えますので、コメ欄へどうぞ♬

こちらのお話の無断転記、複製、配布など一切お断り致します。

オダワラアキ

ビー玉の瞳←リンクはこちらから



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類くんを狼にしちゃおうイベント♬なんて話から(笑)

こんにちは♬
普段からお世話になっている、みかんさんたちとゲームの話から(どんなゲームかは触れずに(笑))類くんを狼にしたいね〜なんて話になり、妄想がムクムクと…(笑)
まあ、ちょっとRな話をしてたんですけどね…

イベント名
類くん(誰でも可)を狼にしちゃおう〜あたしを美味しく食べて〜

期間特に決めてません(笑)適当に出来上がったらアップ
私も書きたいって人募集中!イベント終了しました

そのうち、asuさんとみかんさんは書いてくれるらしいぞ♬
期待して待ってよう(≧∇≦)

そして昨日書き上げて…勝手にみかんさんに送りつけておきました!
なので、ちょっとお疲れのみかんさんを1日休ませてあげてくださいね〜
ただのTLと化している気がしないでもないですが、興味あったら読んでみてください♬

月夜の闇に惑わせて〜というタイトルで明日8月24日 7時公開です♬
あ、Rですので、嫌いな方は注意!
↓クリックorタップ(ごめんなさい、記事には飛びません)
天使の羽根

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Follow Your Heart 4最終話

Follow Your Heart 4最終話


「ど、してですか…?」

気怠げに髪をかき上げながら、それでもつくしを離す気はないのか腕の中に抱き留めたままの類に、つくしは掠れた声で聞いた。
どうしても何も自分だって類に身体を開き、喜びながら受け入れたようなものだ。
類だけにどうしてと問うのは間違えているとは分かっているのに、聞かずにはいられなかった。

「どうして抱いたのかってこと?俺だけの問題じゃないよね?あんたが受け入れたのはどうして?」
「それは…」

冷静になってみれば自分はとんでもないことをしているのではないかと青ざめる。
奥さんのいる男を自宅に連れ込み、身体の関係をもってしまったのだ。
いくら類からの行動だからといって言い訳など出来ようもない。

でも、でも…抱かれたかったのだーーー
誰に責められても、どれだけ後で後悔することになっても…今、この時…この人の腕の中に居たいと願ってしまった。

「つまりは…そういうことでしょ?俺も同じだよ…あんたのこと抱きたかった」

つくしの言いたいことが分かったのか、それとも言葉に出ていたのか、つくしの考えを感じ取り類が言葉を継ぐ。

「で、も…独身と既婚者じゃ…重みが全然違うっ」
「分かってる。たとえ愛のない結婚だとしても…紙切れ一枚が凄い拘束力を持つしね」

ウンザリとした様子で結婚について語る類からは、今現在の妻への愛情や良心の呵責といった疚しさなど微塵も感じなかった。
心の底から自身の結婚をどうでもいいと思っているようで、つくしはどう声を掛けていいかも分からずに言い淀む。
それを察したのか、類が重苦しい空気を変えるように悪戯っぽい口調で言った。

「あんたの好きなドラマだと、この後どういう展開になる?」

つくしの髪を指ですくい取るとチュッと軽く口付け、蕩けそうなほど甘い笑みを浮かべる。
いちいち、類のそんな仕草にドキドキさせられる自分も自分だが、顔を赤くするつくしを面白そうに眺めている姿は、わざとやっているようで少し悔しい。

「ドラマだったら…大体奥さんが身をひくか…愛人が身を引くか…じゃないですか?好きなんだから仕方ないじゃんって開き直るとかはないかな…あ、昼ドラならあり得るか…」
「あんただったら…どれを選ぶ?」
「あたしは……」

どれかを選べるなんてあり得ないじゃないかーーー
出来るなら、この人にそばにいて欲しい、そう願ったとしても叶うわけはないのだから。

「俺はね…どんなことをしてでも…あんたを選ぶよ」

つくしは気が付かなかった。
髪を弄る類の指に、すでに指輪が填められていないことを。



以前類に呼び出されたバーへ久しぶりに足を運ぶと、カウンターに座る類がバーテンダーへつくしの飲み物を注文する。
継続的に花沢物産とは取引することになり、つくしが類と打ち合わせなどで会う機会もたまにあるが、自分たちの関係はまだ誰も知らない。
後々聞いた話ではあるが、このバーも類が個人的に経営している採算度外視の娯楽のようなものらしい。

「ほんと…類に嵌められたと思う」

類はウィスキーをロックで口に含むと、つくしの言葉にフッと人の悪い笑みを浮かべた。

「何が?」
「だから〜全然酔わないじゃんっ!ほんとムカつく…」
「ん…?いいじゃん、終わり良ければすべて良しって言うでしょ?」

顔色を変えずに酒を飲み干すと、手の動きだけで同じものをと注文し、水を飲むかの如く身体に入れていく。
初めて一緒に飲んだ日のことを思い出すと、あんな必死の思いで類を自宅に連れ帰ったつくしがバカみたいだ。

「あんたは、俺以外と飲むときは控えたほうがいいね。色々と…大変でしょ?」

何かを含ませた言い方に、つくしは頬を真っ赤に染め視線を反らす。
一度類に飲み負かされてからは、つくしは酒を控えるようにしていた。
元々酒に強い身体で、次の日にアルコールが残ってしまったり気分が悪くなることなど滅多にないのだが、類と飲んだ日は自身で気を付けないと、自分から襲うようにノリノリでその手のことをしたり、言わされたりといった具合で、翌日に顔を合わせるのが大変気まずい。

「そろそろ公表しようと思ってる。覚悟は出来た?」
「うん…時間は十分あったから。でも…本当にあたしでいいの?」

結婚を紙切れ一枚と言い漏らし嫌悪感すら抱いていたというのに、まだ付き合ってから2年足らずのつくしとは妙に勇み足なところがある。
何度騙されているのではないだろうかと思ったことか分からないが、類が結婚を急ぐのはつくしの不安に思う部分を安心させるためでもあるようだ。

「何度伝えれば信じてくれる…?俺は、もう愛のない結婚はしたくない。あんたと一緒に居たいんだ…」
「類のことは信じてるから…そうじゃなくて…なんか自分の身に起こったことが信じられないってだけで」

正義のヒーローの如くヒロインを助け、その後運命的な再会を果たす。
ヒーローは誰もが羨む美貌を持った王子様で、あり得ないほどのお金持ち。
現実には起こり得ないことが、つくしの身に次々と起こる。

「王子様はものぐさで、お家大好きな引きこもりだったけどね…」

声に出ているとは思わず、思い出し笑いをしたつくしの耳たぶを類は噛んだ。

「ひゃぁっ…」

突然の刺激に思わず背筋がピンと伸びると、耳元に顔を近付けたまま類が言った。

「…お仕置きされたい?」
「さ、れたくない…です…」
「嘘つき」

類の息が耳に掛かり、触れられてもいないのに顔が熱く火照っていく。
仕方ない…あたしもまた、出会った瞬間からきっと恋に落ちていたのだから。



疲労しきった様子で目を瞑り、真っ白いシーツに包まるつくしの唇にそっと類は唇を重ねた。
先ほどまで類に向けられていた熱く情熱的な表情は、すっかりとあどけない子どものような寝顔へと変わり類はそのギャップにクスリと笑いを漏らす。

そういえば…結婚する前、俺が酒に強いことかなり怒ってたけど…
あんたが本当のことを知ったらどうなるのかな…

運命的な出会いぐらい自分で作らないとね。

また怒るかもしれないけど、いつか知って欲しい。
あの時病院で、俺が恋に落ちたことーーー


FIN


如何でしたか〜?
こっちの愛人はそれなりに頑張りました(笑)
そのうちに短編やイベントでまた皆さんに会えるといいな♬


オダワラアキ


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Follow Your Heart 3R

Follow Your Heart 3R



「ちゃんと歩いてくださいってば!」

マンションに着き、近隣住民に迷惑かと声を潜めながら類を起こそうとするが、目を瞑ったままつくしの身体に腕を回したまま無言でつくしに身体を預けてくる。
何とか自力で歩いてくれるものの、猫のようにつくしの髪の毛に顔を埋めたり、お腹のあたりを摩るように腕を回してくるので、男性に免疫のないつくしにとっては堪らない。
しかし、バーでも店員は呼ぶまで奥に入っていて殆どに類と2人きりであったのだが、類に対して不思議と恐怖は感じなかった。
元々、恐怖から救ってくれた存在だからだろうか。

しかし、ドラマのようにお持ち帰りされることはなかったが、まさか自分がお持ち帰りしてしまうとは思いもしなかった。
酔いが覚めたら何とか帰ってもらうにしても、遅くなれば奥さんが心配するだろうか。

つくしは、ジワリと胸の中に広がる不快感を不思議に思った。

巨体の類の身体を支えながら、何とか自宅の鍵を開け中に入る。
漸く帰り着いた安心感からか、ドッと疲れがつくしを襲った。
お風呂にも入らず寝てしまいたいぐらいだ。
寝室の扉を開けて、ベッドに類を寝かせる…と言っても酔っている割にはベッドに自分から足を進めていたようにも見えて、少しばかりイライラし荒い動作で類をベッドに寝かせた。

「ん…」

類はセミダブルのベッドにゴロンと横になりながら、苦しそうに眉を寄せ息を吐いた。
綺麗な顔をしているとどんな動作でさえも様になるものなのだなと、つくしは類の艶めいた表情に思わずドキッとし視線を反らす。
首元にキツく締められたネクタイが苦しいのか、類の手がシャツの襟に伸びる。

「ネクタイ苦しいのかな…あの…専務…ネクタイ外しますよ?って寝てるか…」

つくしはぎこちない動作で、類のネクタイを緩めると寝ているはずの類が、つくしの腕をグイッと引いた。

「ん…っ、んんんん〜っ!」

アッと思った瞬間には類に唇を塞がれていて、つくしは初めての唇に触れる感触に頭はパニック寸前だった。
理性を働かせようにもチュッチュと口腔内を動く類の舌の動きに翻弄され、類の唇から伝う唾液がアルコール度数の高い酒であるかのように頭が酔いでグラグラし、身体に力が入らない。

「はぁっ…んんっ」

いつの間にか類に押し倒される態勢となり、体重が重くのしかかることで身動きが取れない。
それだけではなく、怪しげな手付きでつくしの身体を這う類の手をどうしてかつくしは押しのけることが出来なかった。
あれほど、男性と2人きりでいることがトラウマとなっていたのに、恐怖で身動きが取れないわけではなく、快感で動けなかったのだ。

「いい声…」

しかし、よくよく考えてみれば類が突然そんなことをするには理由があるはずで、その理由はつくしにとってみれば我慢ならないものであった。

「あたしは…っ、奥さんじゃな…っ、ん」
「分かってるから、黙って…」

類の声は先ほどとは打って変わってハッキリと覚醒したような音でつくしの耳に届いた。
そしてまたもや深く唇が重なり、身体を弄っていた類の手がワンピースを捲り上げつくしの太ももに触れた。
ビリビリと電気が走るような感覚が全身を包み、つくしはビクッと身体を震わせる。

「はぁっ…ぁ、ん…」

こんな展開を予想していたわけではないけれど、脱がしやすく左右が細い紐で蝶結びになっている下着をつくしは身につけていた。
スルリと紐を解かれれば、身につけた下着はまるで意味をなさない。

あたしだって、本当は恋がしてみたい。
ドラマみたいに王子様みたいなカッコいい人と出会って恋に落ちて結ばれる。
それだけじゃつまらないから、彼の昔の彼女とかが出てきたりして嫉妬して喧嘩したり…でも、自分だけを好きでいてくれるカッコいい彼がご機嫌を取って、あっという間に仲直りするんだ。
でも現実では、王子様みたいなカッコいい彼には…すでに奥さんがいたーーー

それでも、奥さんと間違えているわけじゃなく…類が今つくしを抱き締めていることは事実で、どう受け止めていいのかは分からなくとも類の背中に回した手を緩める気は起きない。

ワンピースを着たまま下着の紐が片方だけ解かれ、類の指が淡い茂みの中をかき分ける。
軽く触れただけでもヌルリと指が滑り、つくしは自身の秘部がグッショリと濡れていることを自覚する。

「ココ…足開いて見せてよ…」
「やっ、だ…」

こんなヤラシイこと知らない。
恋愛ドラマの中のベッドシーンには、ただシーツに包まって男女が絡み合うところしか映ってない…みんな本当にこんなことをしているの…?

つくしはオドオドとした表情で類を見ると、類の額には僅かに汗が浮かび野性味と逞しさに溢れ、いつもは服の中に隠れている男としての本能を全身から醸し出していた。
見る者全てがウットリと魅入ってしまうような綺麗な顔で微かに笑うと、ゆっくりとつくしの足を開いていく。

「あんたのココ…綺麗。見られてるだけで濡れちゃうの?」
「やっ…恥ずかし…っよ…」

つくしの秘部からは、見られている羞恥心も相まって絶え間なく愛液が流れ落ちる。
類は蜜をすくい取るように舌で舐めとった。

「ひゃっ…ぁ…それ、ダメっ」
「もっと気持ちいいこと、しよ?」

クチュ、クチュと愛液を吸い取り、触れてほしい場所の周りを円を描くように舌が這う。

「そ、こばっか…ぁ、ん…も」
「どこ…して欲しいの?」
「わかんな…っ」

焦らすようにつくしの秘部に指が一本差し入れられるが浅い場所の抜き差しを繰り返し、つくしの身体は限界を迎えていた。
無意識に類の指を深く飲み込もうと腰を揺らし、ハッハッと浅い呼吸を繰り返している姿は煽情的で、類はコクリと喉を鳴らした。

「こんなHなのに…あんた処女?」
「だ、って…専務が触るから…っ」
「予想以上に…イイ身体、だね…」

類の熱い瞳で見つめられ、つくしはキスを待つように瞳を閉じた。
唇が重なるのと同時に、指がグチュリと卑猥な音を立て奥深くに飲み込まれていった。

「あぁぁぁっ!」

真っ白い閃光が目の前に広がり、つくしの身体はどこかおかしくなってしまったかのようにビクビクと小刻みに震える。
それが達したのだと理解するまでに、数十秒を要した。

「もう少しだけ…慣らすよ…でも、俺もそんなに我慢出来ないから…痛かったらごめん」

類は指を2本に増やし、つくしの狭い秘部を広げながらグルリと指を動かしていく。
凄まじい異物感と、奥深くを突かれる快感がつくしから意地やプライドを取り払った。

「あぁっ、ん…や、気持ちいい…も、ソコもっと…あぁん」
「ここ?いいの?」
「ん…イイっ…指…凄いの…っん」

ヌチュ、ズチュっと水音が激しく耳に届き、再びつくしの太ももがピクピクと震え始める。

「イキたい…?」
「…ったい、も…我慢出来な…っ」
「一緒に、ね…っ」

類は指を引き抜きつくしの足を持ち上げると、自身の昂った性器で一気に貫いた。

「あぁぁっ!」

つくしが落ち着くまで待つという余裕はなかったのか、すぐに濡れた秘部に擦り付けながら限界まで昂った性器を動かし始める。
奥を突かれ、グチュっという水音と共に愛液がシーツを濡らしていく。
痛みを感じる暇がないほど、ただ快感だけがつくしの全身を覆った。


***


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Follow Your Heart 2

Follow Your Heart 2



名刺を受け取り、打ち合わせを済ませると1年ぶりに会った類と特に何かを話すこともなく、花沢物産を後にした。
期待していたわけはないが、自分にとっては印象的な出会いだっただけに、若干の気恥ずかしさを感じる。
つくしが会社に戻り、仕事用の携帯に連絡先を登録し名刺をファイルに入れようとした時、ふと違和感に気付き裏を見ると、綺麗な手書きの字で携帯番号とプライベートのアドレスが書いてあった。

「もしかして、覚えてたのかな…」

しかし、いつの間にプライベート用の連絡先を書いたのかと驚くが、そんなわけはない。
そう、類ほどのいい男が女性に困るはずもなく、予め女性用に用意したこういった名刺を持ち歩いているのだろうと思い至る。

「女慣れしてるって感じ…」

はぁっと息を吐き、裏に書かれた番号も一応仕事用の携帯に登録を済ませる。

それからも連絡を取らなければならない時は、もちろん会社に連絡を取った。
プライベートで類との仲が深まることなどなく、何度か仕事で打ち合わせを重ね花沢物産と契約を結ぶこととなった。
あとはつくしが契約書を持って、期日までに類の印を貰うだけなのだが、ここに来て類が出張やらで捕まらず、余裕を持っていたはずの期日が迫った今も会うことが出来ないでいた。

「牧野っ!おい、花沢専務まだ帰国してないのかっ!?」
「はい。本当は先週には帰国するはずだったようなのですが、何かトラブルがあったらしく、担当者もいつ帰国するのか連絡待ちだそうです…帰国日が分かり次第すぐに連絡を貰うことになっています」

契約締結日まであと、3日…もう発注などもすでに終わっていて、ここに来て契約日がずれ込めば、他企業にも迷惑がかかる。
つくしの焦りをよそに、花沢物産からの連絡は定時を越えても入ることはなかった。
ただ、連絡を待つだけに残業するわけにはいかずに、まだ仕事の残っている同僚にもし連絡が入ったら何時でもかまわないから、携帯に連絡をと言い置いてつくしは帰宅の途についた。

マンションに帰り仕事用の携帯を充電する。
ふと、類のプライベート番号を聞いていたことを思い出した。
世界中に支社のある花沢物産の専務が海外対応の携帯を持っていないとは考えにくい。
取り敢えず、いつ帰国するのかだけでも聞ければ、つくしとしてもこんなにハラハラしなくても済むし、3日以内に帰って来られない場合も早めならば何とか対処の仕様もあるだろう。

つくしは仕事用の携帯から類の番号を呼び出すと、緊張しながらも通話ボタンをタップした。
コール音が鳴り電源が入っていたことに安心する。

『はい…』

出たっ…?

「あ、あの…わたくし美作商事の牧野と申しますが…花沢専務の携帯でよろしかったでしょうか」
『そう。1年ぶり…だったよね?』
「え…っ?あ、あの…契約書の件でお電話させて頂いたのですが…いつ頃帰国されるのかと…」

類が突然1年ぶり…という単語を出したことで、つくしの頭は軽くパニックに陥った。
仕事で類には何度も会ったが、2人きりになるタイミングがあったとしても仕事以外の話はしなかったのだ。
つくしもやはり覚えているわけはないかと、仕事上の付き合いとして認識していたところだった。

『帰国してるよ…ちょっと話があるんだ。今から出て来れない?』
「話ですか…契約書は会社に置いてあるので、一度取りに戻りますと遅い時間になってしまいますが…専務は大丈夫でしょうか」
『契約は明日で大丈夫。時間も相談したいし、ちょっと来てくれる?代官山にあるFollowっていうバーにいるから』

それだけ言うと、つくしの予定も聞かずに電話が切れる。

「超〜自分勝手…」

つくしは軽く溜息を吐くと、スーツからフォーマルワンピースに着替え家を出た。



まだそう遅い時間でもないためか、街は帰宅途中のサラリーマンで溢れかえっていた。
類に指定された店を何とか探し当て辿り着くと、地下に続く階段を降りていく。
店内の黒い壁紙には金や銀のラメが入り、間接照明に照らされることでキラキラと壁が光っている、10坪あるかないかの狭いバーはつくしが足を踏み入れたことのない大人っぽい雰囲気だった。

カウンターのみの狭い店には、客は類1人のようだった。
まだバーに来るには早い時間だからなのかもしれない。

「お待たせしました」

ドアを開けた音でとうに気が付いているだろうに、類はつくしが話し掛けるまで振り返ることはなかった。
さも今気が付いたかのように、ゆっくりとつくしに視線を向ける。
だいぶ酒が進んでいるのかほんのりと頬に赤みが差し、男性に向ける言葉ではないが、色っぽく艶めいた表情に、つくしはドキッとし視線を反らした。

「座って…何飲む?」
「ミモザを…」

つくしは類の隣の椅子を引きながら、バーテンダーにオーダーすると、高鳴る鼓動を抑え平静を保ちながら、類の言葉を待つ。
仕事の話であろうが、相手が飲んでいるのにつくしが酒を頼まないのもどうかと思いカクテルをオーダーしたが、互いに酔いが進む前に話を終わらせてほしいものだ。
なかなか、話を切り出さない男に痺れを切らし、つくしから口火を切った。

「あの、お話というのは…?」
「ん…あぁ、明日午前中に契約書持って来て…それと…」
「はい?」
「覚えてるんでしょ…?俺のこと」

自分のことをつくしが覚えていないわけがないと思っているのか、相当自信家でなければ普通そんなセリフは言えない。
しかし、何故か嫌味に感じないのは、類の顔を一目見た瞬間に1年前の出来事がすぐに思い出されたからに他ならない。
あんな強烈な出来事を忘れるわけはないし、類としたゲームのことも覚えている。

「もし…その話をされたら…お礼をさせてくださいって言おうと思ってました。でも、本当に覚えてたんですね…」
「俺にとってもある意味強烈な出来事だったからね…。次に運命的な出会いをしたら、お礼してくれるんだったよね」

カウンターに置かれたカクテルグラスに入った綺麗な色合いを眺めながら、類と乾杯し口に含む。
つくしは程良いアルコールが喉に流れていくのを感じて、肩に入っていた力を抜いた。

「はい…あの時は本当にありがとうございました。まさかお会いできるとは思ってませんでしたので…ビックリしました。お礼は何がいいですか?」
「ん?そうだな…じゃあ、酒付き合ってくれる?」
「はい…お供させていただきます」

類がグラスを持ち上げると、つくしももう一度目の前に翳し軽く合わせる。
だいぶ遅くはなってしまったが、きちんと話をすることが出来て良かったと思った。

「そういえばさ…前に病院で会った時、ドラマがどうとか言ってたよね…」
「ええ、恋愛ドラマ好きなんですよね。現実には有り得ないじゃないですか…だからこそのめり込めるっていうか」
「ふうん…じゃあ、俺たちがドラマみたいになるとしたら、今後の展開はどうなるの?」
「ドラマみたいに…?う、ん…そうですね…ベタですけど、あたしが酔っ払っちゃって専務の家に連れて行かれる…とかですかね?」

つくしが言うと、へぇと類は面白そうに笑った。
そもそも類は結婚し家庭がある相手だ…家に連れて行かれるもこともあり得ないのだからこそ、軽く言うことが出来る。

「じゃあ、今夜酔っ払わないようにしないとね」
「ふふっ、ご心配なく…あたしお酒強いですから」



で、何でこんなことになっているのかーーー
お、重い…本当に重い…

「花沢専務…起きてくださいってば!せめて自分ちの住所くらい言ってよっ!もうっ!」

つくしが来るだいぶ前から飲んでいたのか、類が酔い潰れるのは早かった。
明日の大事な契約のため放置して帰るわけにもいかず、類に肩を貸し店を出ると180もありそうな大男を抱えるようにしてタクシー乗り場まで歩いて行く。
周りから見ればつくしが後ろから抱き締められているようにしか見えなかったのだが、つくしとしては体重を掛けられていたことで歩き辛く必死だった。

もっと、別なお礼にしてもらえばよかったなんて後悔しても遅い。

「家の場所分からないし、どうするのよっ…あ〜次タクシー来ちゃうよ」

類が住所を言ってくれることを期待して、タクシー乗り場に取り敢えず並んでいると、平日のまだ電車がある時間帯のためか並ぶ人は少なく、すぐにつくしたちの番になる。

つくしはやっとの事で類と共にタクシーに乗り込むと、どこかのホテルへなど思いつくはずもなく重い息を吐きながら自宅マンションの住所を言った。


***


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Follow Your Heart 1

Follow Your Heart 1
愛人イベント
類つく・たしかなことの続編ではありませんが、自分的に手抜きだったのがちょっとなぁと思い、改めてイベントに合わせて書きました。
ただ締め切りには間に合わずに、勝手に公開となってしまいましたが…(笑)
しかも1話で終わらない…自分のタイミングでの更新で頑張ります…



ずっと仕事人間だった自分にとっては、たとえ取引先の相手がどれほどのイケメンだろうと王子様面だろうと関係なかった。
そんな漫画やドラマじゃあるまいし、たまたま出会った男性に一目惚れして、恋人になりましたなんて、出来すぎた話現実には有り得ない。
そう現実はもっと残酷だーーー



つくしが仕事を終えて、何時ものように歩いて自宅のあるマンションに帰る。
すると、仄暗いグレーの石畳に人影が映った。
心臓がドクンと嫌な音を立て、恐る恐るつくしが顔を上げれば、昔バイトしていた先の客だった男が、つくしのマンションの前に立っていた。 
脂ぎった顔を歪ませ、暑くもないのにはぁはぁという荒い息が、数メートル先のつくしの耳にも届く。
どうしてこんなところにいるのかとか、たまたま偶然通りかかっただけかなとか、いくらなんでもこの状況で、そんな呑気なことは考えられなかった。
数メートル先にいるのは、大学生の頃、警察にまで相談をしつくしに対して接近禁止命令を出されている男で間違いなかったからだ。

つくしは恐怖で足が竦みその場に縫い付けられたかのように動けずにいた。
男から背を向けて走って逃げなければならないと分かっているのに、声をあげることも出来ない。

「つくしちゃん、探したよ…結構遠くに引っ越すんだもんな。これからは、毎日会社送って行ってあげる…」

会社の場所まで知られてるのーーーっ!?

最近では思い出すことのなかった大学生の頃の恐怖が再び、つくしに襲いかかる。
ガクガクと震える足は、立っていることさえままらない、あと一歩男が足を踏み出せばつくしは易々とその場に蹲るしかないだろう。
男がゆっくりとつくしに近づいて来る。

「……っ!!」

男はつくしを抱き締め、無理やり唇を重ねてくる。
ガッチリと太った男の両腕の中に囚われ唇を塞がれている恐怖で、過呼吸のように浅い呼吸を繰り返すしかなかった。
気持ち悪くて吐き気がこみ上げるが、もし、ここでつくしが吐けば、何をされるか分からないという恐怖が、何とかつくしの吐き気を押し留めていた。

唇が離れた瞬間、止めて、止めてと繰り返すが、男の両腕は弱まることはなく、つくしの身体を下から上へ撫で上げるように怪しげな手つきで触れる。

「い、や…おねが、いします…っ…止めて…」

極限状態のつくしが意識を手放すと同時に、男の身体が揺れた…気がした。



その後のことは何が起こったか、自分でもよく分からずに、目を開けると真っ白い天井が目に入る。

「あ、起きた…?」

あたし、死んだの…?

声には出ていないと思っていたのだが、どうやら声に出していたらしく、つくしの顔を覗き込む男性が心配そうに首を横に振る。
男性はつくしが思わず死んだと思っても仕方ないほどに、見目麗しい男性だった。
女性であるつくしよりもはるかに長い睫毛に、日本人離れした茶色がかった瞳、スッと通った高い鼻筋がバランスよく配置された、この世のものとは思えないほどの美貌。
お迎えが来たのかな…死んだらこんなにイケメンが迎えに来てくれるんだと、少しばかり嬉しくなった。
しかし、男性がスーツ姿であることや、自分の左手に繋がれた点滴チューブは十分現実的で、辺りを見渡せば自分はどうやら病院にいるようだとすぐに分かる。

「会社に戻る途中に…グッタリした女の子に襲いかかってる男がいたから、思わず殴ったんだけど…その直後にあんたが倒れちゃってさ。怖かったでしょ…?男なら警察に連れて行かれたから安心しな」
「付いてて…くれたんですか…?」

つくしは掠れた声で聞くと、男性はああと頷いた。

「あんた気を失ってるから…警察からの事情聴取とか、色々ね。申し訳ないとは思ったけど、勝手に鞄見たよ…身分証から家族と思われる人に連絡したんだけど、未だに繋がらなくて…あんたが目覚ましてくれて良かったよ」
「ご迷惑お掛けしました。あの、あたしはもう帰ってもいいんでしょうか…?っていうか、今何時ですか?明日も仕事があって…今忙しくて…」

点滴を自力で外しそうな勢いのつくしに、呆気にとられたような顔を向けながらも男性は医師を呼ぶべくナースコールを押した。

「あんなことがあったのに、仕事?まあ、俺も人のこと言えないけど…。ただの貧血みたいだから、目を覚ましたら帰っていいって言ってたよ…でも後日警察から話聞かれると思うから」
「そう、ですよね…捕まってくれて良かった…」

つくしは身体を起こし掛けられていたタオルケットを綺麗に畳むと、ベッドの下に足を下ろした。
特に目眩がしたりといったことはない、元々病弱なタイプではないから、男に強く抱き締められた苦痛と緊張、恐怖で貧血を起こしただけなのだろう。

「あ、あの…」

助けてくれたのは本当にありがたいと思うのだが、目の前の見目麗しい男性と初対面で何を話せばいいかも分からずに、つくしはチラチラとその美貌に視線を向けながら話し掛ける。

「なに?」
「こ、こういうのって…何かお礼とかした方がいいんでしょうか…助けて頂いたわけですし…」
「お礼…?」
「あ、の…あたし分からなくて…ドラマとかだと、今度お礼させてくださいとか言って、連絡先を聞いたりするじゃないですか?でも…よく知らない人に連絡先を聞くのもどうかと思うし…あたしも教えたくないし…そういう場合はどうしたらいいんでしょう?」

ヤバい…ハッキリ言い過ぎたか…と思っても後の祭り、男性はキョトンとした目をつくしに向けて言葉に詰まる。

「す、すいませんっ!あたし…え、と…」
「つまり、何かお礼はした方がいいと思うけど、連絡先を教え合ったりはしたくないから、どうすればいいかと…俺に聞いてる?」
「そ、そういうことになりますかね…はい…」

男性は長い睫毛で何度か瞬きを繰り返すと、一瞬悩むように上を向き顎に手をあてる。
やがて耐え切れなくなったかのように、口元を押さえブッと吹き出した。
クックックと声を立て、お腹を抱える男性をどうしたものかと、オロオロしながら男性の笑いが収まるのを待った。

「ドラマ好きなの?じゃあ、ドラマならどういう風にするか考えてみたら?」

そう言われても、大体が印象的な出会いの後に、偶然また運命的な出会いをする…というのが定番で、この場合運命的に男性とまた巡り会わなければなんのお礼も出来ないということになる。
さすがのつくしも、助けてもらっておいてそれはどうかと思い、思ったことをそのまま伝えた。

「へえ、面白いね、それ。いいじゃん」
「え…?」
「だから、あんたと俺が次に運命的な出会いをしたら、その時はお礼してくれる?」

つくしの言ったことをちゃんと聞いていたのだろうか。
そもそも、現実ではそんな偶然起こり得ないのだから、失礼極まりない行いかもしれないが、病院の売店でコーヒーでも買って渡した方がまだマシだと言える。

「本当に…それでいいんですか…?」
「いいよ…それに、別にお礼してもらおうなんて思ってもなかったから。ただのゲームだよ…限りなくゲームオーバーに近いゲーム」

男性は微笑みを浮かべ言ったタイミングで、ドアがノックされた。
賽は投げられたということか…男性は医師と一言二言話をすると、つくしには目もくれず病室を後にした。

もちろん、その後男性と運命的な出会いをすることもなく一年の歳月が過ぎることとなる。



つくしは、大学卒業後美作商事という一流企業で働いていた。
高校も大学も真面目一筋といった具合で、遊ぶこともなく勉強に取り組み、当たり前のように首席で卒業することが出来た。
持ち前の明るさで友人は多かったが、バイトに勉強にと明け暮れていたつくしに恋愛は無縁で、それは入社し3年が経った今も変わらない。

「牧野っ!これから花沢物産に行くぞっ!資料の用意出来てるよな?時間ないから急げ!」
「はいっ!もう出られます!」

つくしはビジネスバッグに相手企業に提案するための書類を入れ、先輩である男性社員の後に続きエレベーターに乗り込んだ。
狭いエレベーターの中で、つくしの心臓は嫌な音を立てる。
信用のある相手だ…こんなことぐらいでと、つくしは気持ちを落ち着けるために音が漏れないよう息を吐き出した。

もう、忘れなきゃならないのに…

1年前の出来事は、つくしの心にかなり酷い傷を残した。
今でも暗い夜道を歩くことが恐怖に感じて、事件の直後に駅近くのマンションに引っ越した。
シンとする部屋にいることも怖く、近くを通る電車の音にホッとする毎日だ。
それでも、エレベーターなど狭い場所で男性と2人きりになると緊張し心拍が早くなるが、つくしが被害届を出し男も罪を認めたことで今では一応落ち着ける毎日を送っている。
あの時、男性が助けてくれなかったらどうなっていただろうかと後になって考えると、やはり自分の態度は相当失礼だったのではないかと、少し後悔することもあった。
しかし、もう会うこともない人、どうすることも出来ない。

そう思っていたのに…

「あっ!」
「牧野…どうかしたか?名刺!」
「あ、あ…大変失礼致しました…美作商事、販売企画部牧野と申します…」

つくしは名刺を取り出し、目の前に立つ1年前と寸分変わらない男へと名刺を手渡した。
フッと一瞬だけ笑ったように息を吐いた気がするのは気のせいだろうか、つくしの名刺を受け取ると男性も自身の名刺を差し出した。

「花沢と申します…よろしく、牧野さん?」

その時、名刺に視線を向けたつくしに男性の手が視界に入る。
左手の薬指にシンプルだが高級そうな指輪を見つけて、つくしは名刺を受け取る手が一時止まる。

「よろしくお願いします…花沢専務」

ほらね…ドラマみたいな運命なんて信じないーーー
結局、現実はこんなものなのだから。


***


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