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花嫁修行に呼ばれまして!

お久しぶりです。
黒崎くんの言いなりになんてならない:黒×由宇で第二弾を書いてしまいました!

もちろんイチャラブあり……というかイチャラブを書きたいあまりに書いたというか(笑)
16巻を読んで妄想画止まらなくなり筆を取り……いつものことですね。
では、楽しんでいただけますように!

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花嫁修行に呼ばれまして!



「娘。花嫁修行をしなさい」

 ちょうど仕事が夏休みに入った八月中旬。
 黒父からの電話で突然そんなことを告げられた。
 そして今、由宇は、大きめのボストンバッグを片手に、立派な門構えの黒崎家の前に立っている。

 晴人と恋人になって早六年。
 由宇は二十一歳になった。
 そして、喧嘩ばかりの高校生の頃が懐かしく思えるくらい、二人の距離は遠かった。
 当たり前のように国立大学に進学した晴人と、短大に進学しすでに社会人の自分では、時間が合わないのも当然なのかもしれない。
 地元を離れてはいないものの、晴人は離れた場所で一人暮らしをしている。
 大学に通うには実家からでは多少通学が不便であったためで、夏休みや冬休みにしか実家に帰ってはいないと本人から聞いた。
 由宇は仕事が休みの土日に会いにいっているが、それなりに忙しいらしくたまに「邪魔だ」なんて言われることもしばしば。
 そんな言葉でショックを受けるほど、由宇と晴人の付きあいは浅くない。「邪魔」とは言うが、晴人は決して「帰れ」とは言わない。
 ただ、レポート提出など本当に忙しい時は、やはり邪魔になるのは避けたいと、なんとなく空気を読んで会いには行っていない。
 あり得ないと思いながらも黒父の要求を呑んだのは、少しでも、時間が許す限り晴人に会いたかったからだ。
(本当に来ちゃった……)
 実は驚かせようと、晴人にはなにも言っていない。怒るか、それとも喜んでくれるか、はたまた憮然とした顔で「なにしに来た」と言われるか。
(だって、会いたいし……たまには、泊まりでゆっくりしたいし。せっかく黒父が気を利かせてくれたんだし)
 由宇は深いため息をつきながら、呼び鈴を鳴らした。
 玄関先に出てきたのは晴人本人で、その表情からは驚愕の色が見て取れる。
「えへ……来ちゃった」
「えへ、じゃねぇ」
 晴人は不機嫌そうに言いながらも、くいっと顎で中に入れと示した。
「あれ、黒父は?」
「なんだ、父さんに会いに来たのかよ」
「や……違うんだけど」
 廊下を歩きながら、本気の不機嫌モードに入った晴人に「花嫁修行をしに来い」と黒父から連絡があったのだとは言いにくい。
「なんだよ、その大荷物」
「黒父から聞いてない?」
「父さん? お前に連絡したのか?」
 その時、晴人のスマートフォンが着信音を響かせる。チラッと画面が見えたが着信相手は黒父だ。
 ちょっと待て、と由宇に目配せした晴人がスマートフォンを確認して、通話をオンにした。
「はい……はい、ええ……来てます。はっ? どういうこ……っ、チッ、切れた」
「黒父、なんだって?」
「休みの間、お前を花嫁修行させるために呼んだから、料理を教えてやれだと」
「あ、うん……そっか」
 身に覚えがあり過ぎる。
 今年のバレンタイン。いつもお世話になっているからと、黒父の分もチョコレートを手作りで用意したのだが、例の如くまた少しばかり不出来だった。
(いや、でも……ほら、材料はチョコレートと小麦粉だし。そんな変な味にはなってなかったよ……たぶん)
 黒父が料理云々というには、おそらくその一件が原因のはずだ。もしかしたら、可愛い息子がそんなまずい料理を食べさせられるなんて、と心配したのかもしれない。
(黒父、頑張ります! それに、理由はなんであれ、黒崎くんと一緒にいられるんだし!)
 由宇が廊下でよしっと力こぶを作っていると、やれやれと嘆息した晴人はふたたび顎をしゃくった。
「よくわかんねぇけど、行くぞ」
「へっ? どこに?」
「俺の部屋に決まってんだろ。この炎天下に歩くんじゃねぇ。来るなら連絡しろよ」
 わかりにくいが、おそらく晴人は汗だくになって駅から歩いてきた由宇を心配してくれたのだろう。
 こんな会話一つで、好きだなぁなんて気持ちが湧いてくる。何年経っても、晴人への気持ちは高校生の頃と何一つ変わってはいない、それどころか好きは年々増幅傾向にある。
「飲み物持っていくから、お前先に行ってろ」
「あ、うん。わかった」
 勝手知ったる黒崎家。由宇の部屋の数倍はある晴人の部屋に入ると、デスクの上に広げられた勉強道具が目に入った。
「夏休みまで勉強してるんだ……大変」
 高校時代は、試験前に何度となくお世話になったものだが、晴人は簡単に一位をキープしていたわけではない。こういった努力の積み重ねがきっとあったのだろう。
 他人に厳しい人だが、自分にはそれ以上に厳しいのだと、由宇はもう知っている。
「突っ立ってないで座れよ」
「あ、早かったね。飲み物ありがと」
 イタリア製の円形のテーブルにグラスが二つ置かれる。由宇は二脚の椅子の一つに座った。晴人はデスクに置いてある勉強道具を片付けてから、こちらにやってくる。
「ごめん。勉強してた?」
「ああ、べつにいい。ちょうどお前に連絡しようと思ってたし」
「なんで? なにかあった?」
 由宇がポカンとした顔で聞くと、晴人はバツが悪そうな表情になり、ぐしゃぐしゃと前髪をかき上げた。
「なにもねぇよ。ただ、俺が試験で会えなかっただろ? お前、勉強っていうと遠慮して来ねぇし」
「だって、邪魔したくないし。黒崎くん学生だし」
「そういうところだけ大人ぶるな」
「べつに大人ぶってるわけじゃ」
 目の前から晴人の手が伸びてきて、顎を掴まれる。強引に上を向かされて、乱暴な口づけが贈られた。
「ん、んっ……」
 晴人の舌が隙間から捻じ入れられる。苦しいほどに口腔内を貪られて、テーブルに置いたグラスに腕が当たると、カランと氷の音が鳴った。
 口の中に彼の唾液が注がれて、飲み込みきれなかった分が唇の端からこぼれ落ちる。
「はぁ……っ、む、っん」
 鼻で息をするのには慣れたが、あまりに激しい口づけに肩が震えて、恥ずかしいほどに息が荒くなってしまう。着いて早々に、身体の奥底が痺れるような深い口づけが続いて、なにも考えられなくなる。
 ようやく唇が離されて、由宇はうっとりと濡れた目で晴人を見上げた。キス一つで、会えなかった寂しさが埋められる。
 しかし、晴人はまだ足りないと言わんばかりに、由宇の腰を引き寄せてきた。
「あっ……」
 由宇の耳朶を軽く食みながら、晴人は耳に息を吹きかけるように告げてくる。
「花嫁修行、するんだろ。由宇」
 熱に浮かされたような声色で囁かれて、由宇の身体が震える。
「これ、花嫁修行……関係、ないじゃん……っ」
「おおいにあるだろ」
「で、でもっ……黒父がっ」
 本気で料理を教えてもらおうと思ったのに。
 せめて晴人の勉強の邪魔にならないように、今後は料理くらい作れた方がいいかと思っただけで、べつに結婚を意識しているわけでは断じてないけれど。
「父さん、出張でいねぇぞ。一週間」
「へっ? どういうこと?」
 自分から呼びだしておいていないなんて。
 呆気にとられて聞くと、ガブリと鼻頭が噛まれる。けっこう痛いんですけど、と涙目で訴えれば、晴人はしてやったり顔でニヤリと口元を緩めた。
「するんだろ? 新婚ごっこ」
「なに新婚ごっこって……花嫁修行で……っ」
 甘い予感におずおずと聞き返すと、腕を引かれてベッドに放り投げられた。身体ごと。
「きゃぁっ」
 スプリングの効いたマットレスで痛みはまったく感じなかったが、うつ伏せに倒れ込んだため息苦しい。ギシッとベッドが軋んだ音がして、晴人が上からのしかかってきた。
 ベッドのカーテンが引かれて、薄闇に包まれる。
「そのうち全部俺のもんにするけど……まだ一応、学生だからな」
 晴人はいつのまに持ってきていたのか、手にしたコンドームの箱から中身をバラバラとベッドの上に落とした。
(俺のもん……って、そういうこと……?)
 由宇の頬が赤く染まる。
 いつか、何年後になるかはわからないが、晴人と一生添い遂げる誓いを立てて、ヴァージンロードを歩く。そんな期待をしてもいいのだろうか。
「あとで、ちゃんと料理も教えてくれる?」
「お前が起き上がれればな」
 後ろから晴人の手がトップスの中に入れられて、器用にもブラジャーのホックがあっけなく外されてしまう。
 天蓋付きベッドのカーテンで、薄暗いとはいえまだ朝方だ。さすがに羞恥が勝り、由宇は顔を隠すように枕に押しつけた。
 すると、トップスを捲り上げた晴人が背中に口づけてくる。
「あっ、ん……待って……」
 由宇も本音を言えば、晴人に触りたかった。こういう展開を期待してなかったわけじゃない。ただ──。
「シャワー……したい」
「べつにいい」
 止めるつもりはないらしく、晴人は由宇のスカートの中に手を入れてショーツの上から尻を揉みしだいてくる。
「だ、って……あ、汗っ、かいてるから……っ」
 駅に着いてから制汗スプレーや拭き取りシートを使ってはきたが、気になるのだから仕方がない。
 由宇の尻に触れていた晴人が、背後でクッと笑うのが聞こえた。手のひらが足の間を通り、クロッチを撫でる。
 すでに色を変えるほどに湿ったショーツに視線が注がれているような気がして、晴人の手を挟むようにして両足を閉じてしまう。
「積極的だな」
「ち、ちが……」
 耳元で色っぽい声で囁かれた言葉に、身体が燃えるように熱くなる。だが、背後から抱き締めるようにピタリと身体を密着させている晴人もまた、下肢を昂らせていた。
「これ、汗じゃねぇだろ」
「やっ……あっ、はぁ……撫でちゃ、やぁ」
 指の腹でショーツの上から秘裂をなぞられて、中心が切なく疼く。湿ったショーツはますます濃く色を変え、晴人の手までもを濡らしてしまう。
 そんなつもりはないのに、腰が浮き上がり、まるで晴人の手を誘い込むように揺れてしまう。
「顔、見せろ」
「やっ、やだ……っ! だめ」
 ダメだと言っているのに、晴人は由宇の身体を反転させて、両腕を退かせた。
 いやいや、と言っている間に、トップスもスカートも脱がされてしまった。足を持ち上げられて、濡れたショーツまで取り去られる。
 足を閉じて、両胸を腕で隠しながら、まだ一枚も服を乱していない晴人を拗ねたような面持ちで睨んだ。いつも通り平然とした顔をしているのかと思っていたのに、見上げた晴人の表情は驚くほど熱を孕んでいて、なんだかもう好きで好きで、どうしようもない。
「そっちも……脱いでよ」
 由宇がシャツを引っ張ると、晴人はシャツのボタンに手をかけた。彼の裸など何度も見ているはずなのに、引き締まった胸元や筋肉の浮きでた腕が露わになって、そのたびに由宇は胸を高鳴らせてしまう。
 腕を伸ばして、彼の鼓動を確認するように硬い胸板に触れた。
「なんだよ」
「ドキドキ、してるなって」
「お前もな」
 胸の膨らみを鷲掴みにされて、軽く揺らされる。クーラーの効いた室内は寒いくらいなのに、晴人に触れられた場所はジンと痺れるように熱くなっていく。
 手のひらは由宇の顔くらい大きいのに、ずいぶんと器用な手つきで、小さな胸の突起を転がしてくる。時折、キュッと抓まれて、腹の奥の方が疼くような感覚がした。立てた膝が震えて、堪えきれずに甲高い声が漏れでてしまう。
「ん……っ」
「声、我慢すんな」
 そんなことを言われても、以前に彼の兄が部屋に入ってきた出来事を忘れるはずはない。一人暮らしの晴人の部屋ならまだしも、実家で抱かれるにはいささか抵抗があった。
「や、だ……無理」
「素直じゃねぇな」
 濡れた舌先で勃ち上がった乳頭を舐られる。わざとらしく晴人の前歯が突起を掠めると、思いがけない刺激に頭がクラクラしてくる。乳房を上下に揺らしながら口の中で乳首を舐め転がされて、由宇は快感を逃すように頭を仰け反らせる。
「あぁっ……はっ、あっ」
 クチュっと唾液が絡まる音がしてうっすらと目を開けると、晴人の顔が近づいてきて唇が塞がれた。
「はっ……ん、ん」
 キスの合間も乳首を指で引っ張り上げられたり、爪弾かれたりして、堪らずに縋りつくように晴人の腕を掴む。
 熱い舌が口腔内を縦横無尽に動き回る。口蓋を舐められて、溢れる唾液を舌ごと啜られた。
 あまりの気持ちよさに身体から力が抜けてしまう。ただ、身体の中心が焼きつくように熱を持って、もどかしさでどうにかなりそうだった。
 足先が何度もシーツの上を這って、晴人の下肢に押し当てるようにして腰が上下に揺れる。
 すると、猛々しく盛り上がった昂りを押し当てられて、秘裂が擦られる。
 下着越しに彼の熱を感じると、トロリと新たな愛液がしとどに溢れてきた。
「あっ、んん……擦っちゃ、やぁっ」
「まだ触ってないのに、なんでこんなに濡れてんだよ」
 喉奥で笑ったような声が聞こえて、由宇はカァッと顔を高潮させた。花嫁修行なんて言いながら、晴人とのこういう時間を期待していたと見破られたようで、いたたまれなかった。
(だって……一緒にいられる時間、全然ないし……)
 高校時代、寮と学校で毎日顔を合わせていたのに、大人になるにつれ一週間に一度になり、二週間に一度になり、彼が忙しい時は三週間会えない時すらある。
 だからよけいに、会えた日は密度の濃い時間を過ごしてしまう。
 肌を合わせたくて堪らなくなる。セックスに躊躇していた十代の頃と違い、会えば必ず晴人に抱かれるようになった。
 どうしてこういった行為が必要なのか、今ならわかる。
「寂しかった、から……」
 由宇が口に出すと、晴人の表情が柔らかいものに変わる。鼻と鼻がくっついて、啄むような口づけが贈られた。
「俺も」
 身体の快感だけではない。子どもを作る行為だけれど、そういうわけでもなくて、彼に愛されているのだと確認して、心をいっぱいに満たしてほしくなる。
(黒崎くんも……同じ?)
 晴人は三週間会えなくとも、寂しいなんて口には出さない。由宇だって、そんなに素直にはなれない。
 でも、身体を重ねている時だけは、いつもより素直になれる気がした。
 足が持ち上げられて、膝を折り曲げられる。秘所を晒すような格好にどうしても羞恥が先立ち、平静としてはいられなくなる。
「や、だ……このかっこ」
「慣れろよ。いつもしてるだろ」
 晴人の身体が由宇の下肢へと移動して、折り曲げた膝の間に彼の顔が近づいていく。
 たしかに初めての行為ではないけれど、彼にこれをされると、頭が真っ白になって恥ずかしいほどに喘いでしまうのだ。
 我慢しようと思ってもどうにもならなくて、淫らに喘いでしまう自分に晴人が引いていたらどうしようと、いつもいつも不安になる。
「なんで……するの? もう、挿れていいのに」
 おそらくそのまま挿れられても痛みはないはずだ。それくらい、晴人と何度も身体を重ねていて身体はしっかり慣らされている。
「お前、達ったあと……可愛くなるから」
「……っ」
 もう、なんてことを言うのだろう。普段可愛いなんて言わないのに、こんな時ばかり。顔に出やすい自分のことだ。きっと今、胸を躍らせているのはバレバレだろうし、口元は緩んでしまっている。
 閉じられないように足が押さえられて、晴人の顔が下肢に埋まった。触れられる前から蜜を溢れさせていた膣部は、晴人の舌に悦び打ち震える。
「あぁぁっ……は、んっ……ダメ、んん……っ」
 尖らせた舌で閉じた陰唇を左右に開かれる。下肢からクチュクチュとはしたない淫音が響いて、由宇は堪らずにベッドの上で腰をくねらせた。
 しかし、動けないようしっかりと両足を抱えられていて、足先だけが宙をかくように動く。
 脳髄が痺れるような喜悦がジリジリとせり上がってくる。晴人の舌が上下に動くたびに、身体の中でなにかが弾けてしまいそうな感覚が走って怖い。
 ダメだと頭を左右に振りながら、晴人の真っ直ぐな黒髪をかき混ぜる。
「はぁん、も……っ、舌、挿れちゃ……やぁっ」
 熱を持った舌先がヌルリと中へと入り込んでくる。ヒクつく濡れ襞を舐めながら、中を拡げるようにして舌を動かされた。
 さらに蜜口から愛液をすくい取られて、敏感な花芽を指で擦られると、頭が陶然としてなにも考えられない。
「ひぁっ、あぁ……あぁぁっ、や、らぁっ……それ、おかしく……なるからぁっ」
 自分でもなにを口走っているのかわからない。髪を振り乱して喘いでいると、押さえられた膝がガクガクと震えてくる。
 四肢は強張り、引っ切りなしに甘やかな声が上がる。
 羞恥よりも快感が勝って、早く達したくて、身体が焦燥感に打ち震えた。
「んっ、あぁっ、も……おねがっ……ダメ、なの」
「ちゃんと、おねだりできるだろ?」
 下肢に顔を埋めたまま告げられると、彼の息遣いにさえ感じ入ってしまい、由宇は頭を仰け反らせて嬌声を上げた。
「やっ、んんっ……達か、せてぇっ……も、やなのっ、お願い、は、ると……」
 するとよくできましたと言わんばかりに、蜜口から舌が引き抜かれて、指の腹で弄っていた突起をヌルリと舐められる。包皮を捲られて、突きでた敏感な芽を刮げるように弄られると、背筋が波打つほどの快感が押し寄せてきた。
「ひぁっ、あっあぁっ、はっ……ダメ、んっ……おかしくなっちゃ……」
 ビクビクと腰を震わせながら訴えると、舌の動きはますます激しさを増した。
 硬く尖る花芯をヌルヌルと刮げ上げ、蜜を溢れさせる膣口に指が突き挿れられる。
「あぁぁぁっ」
 グヂュっと耳を塞ぎたいほどの卑猥な音が立ち、晴人の長い指先が奥まった場所まで一気に到達する。
 濡れた襞を擦り上げるように抜き差しされて、無意識に身体に力が入り彼の指を締めつけてしまう。
「もっ……ダメダメっ……やぁっ……達っちゃ、はぁん、んっ、達くからぁっ……」
 指の動きに合わせて舌が動かされて、由宇は羞恥心などかなぐり捨てたように喘ぎ声を上げるしかない。
 嬌声を上げ続けたせいで半開きになった口元からは、飲み込みきれない唾液がこぼれ落ちる。はしたないと思う余裕すらなく、晴人の髪をグシャグシャに乱し、背筋を波打たせた。
 遠慮なしに愛液に濡れた花芽を弄られて、意識さえ失いそうなほどの凄絶な愉悦の波がやってくる。
「────っ!」
 全身が痺れて、息を詰めたと同時に、高く上げた足先が痙攣したように震えた。腰がビクンビクンと跳ね上がり、内壁が収縮し中の指をもっと奥へと誘い込もうとする。
 達した後の倦怠感に四肢から力が抜けて、心地よい疲れに身を任せる。
 ぼんやりと彼を見ていると、枕元へと腕が伸びてきてシーツに落ちていたコンドームのパッケージを掴んだ。
「いいか?」
 晴人の声は熱に浮かされたように掠れ、彼の欲望は猛々しいまでに上を向いて反り返っている。
 由宇は返事の代わりに、晴人の背中に腕を回した。早くとでも言うように、彼の腰に足を絡ませる。
「あぁっ……ん」
 切っ先が押し当てられる。
 硬くて太い先端が膣の中にズブズブと呑み込まれていく。抵抗なく受け入れる蜜口は、まるで悦んでいるように収縮を繰り返し、晴人の怒張を奥へと誘い込む。
 みっちりと隙間なく彼のものでいっぱいにされて、我慢できないとばかりに次の瞬間、突き上げられる。
「ひぁぁっ、あぁあぁぁっ」
「はっ……お前、締めすぎっ」
 苦しげな声がすぐ耳元から聞こえてくる。そんなことを言われても、自分ではどうにもならない。
 晴人の動きに合わせて、結合部からはグチグチと淫らな音が響く。
 硬く張った亀頭でゴリゴリと擦られるだけで気持ちよくて堪らなくなる。
 ゾクゾクとした痺れが背中をせり上がってくると、キュウっと陰道が蠢き彼のものをより奥へと引き込んでしまう。
「あぁんっ……はぁあぁぁっ」
 晴人の情欲的な声に煽られるように、由宇もまた甲高い嬌声を上げた。
 何度も最奥目掛けて、容赦なく突き上げられると、目の前がチカチカしてくる。
「んんん~っ! も、無理っ……やぁっ……また、達っちゃ……」
 鋭い喜悦が脳髄まで駆け上がってきて、もう我慢できないと頭を左右に振り乱した。
 意図せず彼のものを締めつけてしまうと、中で晴人の肉棒がさらに膨れ上がる。
 遠慮のない抽送に、膝をガクガクと震わせてよがり声を上げるしかない。屹立が抜き差しされるたびに、蜜口から愛液が弾け飛ぶ。ベッドの上のカーテンの内側でグチュグチュと淫らな音が響く。
 弱い場所を硬く張りだした先端で刮げられる。もう限界だと、由宇が絶頂の渦に呑み込まれると、晴人のものが最奥で脈動し飛沫を弾かせた。
「あぁぁぁぁっ!」
「…………っ、はっ」
 由宇に体重をかけないように身体の横で肘をついた晴人が、肩口で荒くなった呼吸を整えていた。ズルリと彼のものが抜けていって、達している最中の刺激に由宇はつい誘うように甘やかな声を上げてしまう。
「あっ……ん」
「なんだ、足りなかったか?」
 唇を食まれて、悪戯っぽい口調で囁かれた。
 彼の目は穏やかで、甘くて、由宇をこれ以上ないほど幸せにする。
「黒崎くん……」
「名前、戻すなよ」
 晴人の両頬を手で包むように触れて、引き寄せる。
「晴人、新婚さんごっこ……続き、して?」
 彼の表情もまた、多幸感に包まれていた。


 花嫁修行一日目は、ベッドの中で終わりましたとさ。


***

続く……かも?

テーマ : 二次創作:小説
ジャンル : 小説・文学

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黒崎くんの甘々な感じ、さいこうです。黒崎くんが、無自覚に嫉妬する内容とかも、よんでみたいです!
プロフィール

オダワラアキ

Author:オダワラアキ
オダワラアキの二次小説・二次創作置き場へようこそ。
ひるなかの流星・花より男子・日々蝶々・君に届け・会長はメイド様の二次小説・創作置き場です。黒バス黄黒、青黒BLも書いております。
現在はオリジナルばっかりになってしまったなぁ。

こちらを読むにあたって下記注意点をお読みになってからお進みください。

このサイトは原作のある漫画の二次創作、小説です。

同人誌や、二次小説(2次創作・夢小説)に抵抗のある方はウィンドウを閉じてください。
原作者様、出版社とは全く関係ありません。

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